2008年07月20日

東方永夜城日記・7


仮にこのゲームができたとして、配布することはアリだろうか?
ということを考えだしたころだったと思う。

twoさんが熱をだした。

医者の見立てでは夏風邪とのこと。手紙の返事を書くのは、そうとうに大変だったのだろう。

案じてとくそんさんに聞くと、こんな返事が。


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よしんばそれが負荷になってるとしても、いつかは彼が正面から向かいあわねばならない壁です。
むしろ、甘えさせて頂いてる間に、そういうストレスを知って欲しいというのが本音です。
親からでは伝えにくいことでもあり、大変ありがたく思っています。

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本当に立派だと思う。
立ち位置を確認した上で、配布についても話してみた。
お返事は「どう展開するか自体も彼に決めさせる」という方向性。

「自分以外の人にも手伝ってもらったものを下手なやり方で公開すると、描いた天野さんの迷惑になるので安易な行動はしない」みたいなことを話していただけたようだ。

「これはとても高度な問題ですが、それだけに通過しておくとよいことですね」とはじめて、返事を書いた。


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以前に、わたしの日記のある内容についての感想メールが来て、それに返事を出したら、その内容が感想メールの差し出し主の常駐している掲示板で公開されたことがありました。内容にうそも偽りもなく、公開されても問題はないのですが、彼個人に宛てて書いた内容だったので、驚いたのを覚えています。

「あの人から返事が来たぞ!」という感じで、本人は嬉々として投稿した様子なのですが、ここに欠けているのは、個人と公の線引きでした。誰でも閲覧できる環境に出した瞬間に、全体に公開されるということ。私自身もたまにやってしまって謝罪するのですが、この線引きは意外に難しく、理屈によってというより痛い思いをして感覚的に判断できるようになる、という種類のものに思えます。

これを学べる機会は貴重です。
今回のゲーム製作は、一見すると内側にこもる性質のものと目されている作業なのに、実際にはコミュニケーション能力が不可欠であることを学べる、よい機会だと思います。この能力は、経験一回ではなく、こういう対他人の状況を何度もくぐって身についていくものだと思いますが、そういう経験をほとんどなく社会に出る人を思えば、とても大切なことです。

御自分の趣味の範囲かもしれませんが、それでも「その分野を活かして御子息に社会勉強をさせる」というところに着地させるとくそんさんは、やっぱり立派な人だなあと思います。

こちらも、ちょっと体調を崩したり、仕事関係の急な葬式で時間がなくなったりしております。
絵はちょっとだけ遅れ気味になるかもしれませんが、最後まで描かせていただきますので、よろしくお願いします。

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あらためてモチベーションが上がる。
がんばろう。
そう思った矢先、さっそく回復したtwoさんからメールがきた。


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天野さんへ

こんにちは。

心配してくれてありがとうございます。
もう結構直りました。
熱は下がりましたけど
ぶつぶつができてしまいました。

β版のタイトル画像ありがとうございます。
タイトルの字の並び方を、少し変えていただけませんか。

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リテイクである。

それでこそ two さんだ。


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申し訳ありませんが、
よろしくお願いします。

こちらもがんばって玉の枝を完成させます。

よいお返事お待ちしております。

twoより

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ちゃんと励ましてくれるのもわすれていない。


ゴールの前には試練が来るものだ。
そして、そこを超えればゴールは近い。

輝夜さんと永琳も描けたので、あとはエンディング絵だけだ。




せっかくなので、そのお二人を。





※えーりんの絵ですが、服の柄に描かれているのは八卦と、東方・西方・北方・南方の七宿星座ではないかと推察して描いております。これで合っているだろうか・・・。公式の絵って、どこかにないものでしょうかね。








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