ミサゴは、ずっと変わらない姿のまま生き続ける。
流れていく時間も、そして成長していく、アヤセやタカヒロも、ミサゴは、追いかけるわけにいかない。
自分を変えていくことが、できないでいるミサゴにとっては、変わっていく子供たちが、自分を置いていくように思えるのかもしれない。
彼女は、あくまで女性である。はだかのままで、自然なままの生活をしているが、しぐさも行動も、やはり女性だ。猫や犬や、猿のような仕草をするわけではない。
「ミサゴならこうする」という行動、ポーズも、描くなら、あくまでも女性として描かなければならない。
ただ、ミサゴには男性に媚びるような仕草がない。これもミサゴの「女性としての」大きな魅力だと思う。
ヨコハマは総じてそうだが、読者に媚びるような構図の絵、つまりアイドルやモデルが、しなを作って、読者に笑いかけるような絵が、あまりない。多くは、実に自然に暮らしているカットであろう。
女性キャラがアイドル化しているコミックには、媚びを売るような絵が、けっこうあって、私はあまり好かないのだ。そういう意味で、やはりヨコハマは良い。
私も、アルファさんたちの自然な姿を、描き続けていきたいと思う。
ところで
「十年も、一日も」では、ミサゴ
= 水神さま、という見解を持っていましたが、最近ではそうでもないと思うようになりました。
アヤセは、ただ、ミサゴと水神さまに、共通の何かを見いだしただけのよう思えます。
水神さまも、ミサゴも、もしかするとアルファさんたちのようなAシリーズなのかもしれません。それぞれに、なんらかの研究施設から脱出し、野生化したのではないかと思います。
まあ、このへんの考察は、masterpieceさんにお任せしましょう。
制作環境:Macintosh Performa 5440(88MB)・Painter4.0・Photodeluxe・WacomArtPad2
ミサゴには、やはり「水」に関するアイテムがよく似合います。
スイカの皮で、冷たい水を飲ませてみました。
背景は、細かく描いたらゴチャゴチャしそうだったので、ぼかします。
今回は、Aシリーズかも、という見解をもとにしているので、髪の色はやや緑を混ぜてみました。
それにしても、てっぺんのトサカがないと、ミサゴに見えませんねえ・・・。(いや、すでに別人かも)
|