夜が明ける前、暁の蒼い闇の中、星の光に慣れた目が、徐々にものの輪郭を捕らえるようになってくる。 心細かったのが、いくらかましになった。意味もなく、すっと手で空(くう)を掻いてみる。
「朝まで歩こうかな」 というのを描いてみたくてやってみた。 帽子も、リュックも、邪魔だったので省略してみると、なんか妙な絵になっている。
同時に、これは女体への光線の加減の実験である。 タイトルの通り「暁の蒼い闇」はうまく表現できなかったが、こちらは良いようだ。
製作環境:PowerMac G4 450・WACOM FAVO・Painter4.0・PhotoDeluxe1.0
最初は服の色も白っぽくして透明感を出そうとしたが、あまりに幻想的に過ぎたので、緑色にしてみた。 主線は、背景にあわせて青色で。なんでも黒、もしくは茶で描いていたが、意外によい感じ。