You are the wind beneath my wing
(2001.12.08 sat)
ものみの丘に風が吹いて、それが額をくすぐる。
一瞬「あの子」のことを思い出す天野美汐。真琴のことがあったからなのか。
それとも、祐一と出会ったからなのか。彼女は過去の出会いを、微笑みとともに、こうして思い出すこともできる。
「あなたは、私の翼を押し上げる風です」
彼女は唇だけでつぶやいた。
「ありがとう」
文月さんの「うみほたる」への2000ヒットの、そして美汐さんの誕生日のお祝いとして。
12月6日は、美汐さんの誕生日である。キャラクターの誕生日など憶えたこともなかったが、文月さんが毎夜のように宣告してくださるので、刷り込まれてしまった。そうこうするうちに、また一枚、描いてしまったようである。おかしい。Kanonでは舞が一番好きなはずなのだが、枚数的には美汐さんが一番なのはどういうことか。これは緩慢な侵略ではないか。気がつくと、そのうちコンテンツが独立したりはしないか。いかん。術中にはまっている気がする。話題を変えよう。なにか甘いものが食べたいなあ。これなんか美味しそうだ。
はっ こ、これは!?
(伊勢神宮で売っている和菓子「みしお」「fall in the drops」さん でみかけました)
製作環境:PowerMac G4 450・WACOM FAVO・Painter4.0表情を描く段で、かなり迷いました。
個人的にはラフの完成段階(案内下参照)が一番良かったのですが、色が入ると雰囲気が変わってしまうので、色つき版としては、これで完成です。やわらかい風がふいているように、全体にぼんやりした感じに描きました。ほとんどは筆使いによる効果ですが、目だけは、選択してソフトフォーカスをかけています。
You are the wind beneath my wing.
(あなたは、私の翼を押し上げる風です)タイトルは、ベッドミドラーの歌よりとりました。
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ラフ完成時。「笑顔はそこに」のように花びらが散るはずだった。