道着姿の佐祐理さん
relax
(2001.11.01 thu)
その少女は、まだ初心者といえるほどの修練しか積んでいないはずだった。 しかし、道着を着用しながらも、楚々とした令嬢のような雰囲気を持ち、殺気のこもる道場にいてさえ、花畑でも眺めているかのような面もちでで座っている。 まるで、豹が、生まれたときから豹であるかのように。
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えー。 がねさんリクエスト佐祐理さん三連発の最後です。 結局、これをもってリクエストへの応えとしました。
がねさんは、佐祐理さんに体術の才能が無いとは思わないそうです。私も同意見です。
入部テストの際、たしかに佐祐理さんはなにもさせてもらえませんでしたが、これは、舞が強すぎるからであり、佐祐理さんを危険な目に遭わせない為にも、本気で竹刀を払ったに違いありません。
さらに、一見すんなり諦めたように見えた佐祐理さんですが、それでも舞の力になりたいと、密かに鍛え始めます。
そして半年後。 「あははー、それっ」 笑顔で他の道場生を翻弄する佐祐理さんの姿が……
・・・というのががねさんのリクエストでした。 私も、佐祐理さんはなんとなく無条件に強そうな気がするので、すんなりと描かせていただきました。
渋川先生は知っていますが、バキの単行本はもっていないので、道着は適当です。
最初は体術というか、誰かを、親指の関節をキメただけて空中で一転させてるような絵を描こうと思ったのですが、技に詳しくありませんし、資料もないので、体重のかかり方がおかしな絵になると思い、あきらめました。
製作環境:PowerMac G4 450・WACOM FAVO・Painter4.0 しかし、ロリもメイドも描かなかった夜想曲が、眼鏡、制服の次に突破したのが「袴」、しかも巫女や馬車道でなく武道着というのは、なにげにディープな気がします。 道着は、白と濃紺が基調かと思うのですが、これもイメージで上下とも白にしました。参考資料は「天上天下」と「レイアース」。特にレイアースと聞いて「ああ、あのアレか」と思った方は、よくわかってますね。 がねさんの最初のリクエストで、道着は「空手着」でした。「空手着、汗、首タオルに激弱」という、佐祐理さんの空手着アロマもかぐわしい絵、というのもいい線な気もしますが、描いてみると、やはり合気の方が「らしい」かんじがしますね。
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