彼女は、間違い無く美坂香里の筈だった。 “Photography”より |
Kanonの物語から数年後、写真を趣味とする北川が、過去の作品を整理しているときに見つけた一枚のフィルム。そのときには何でもないと思っていたが、わずかに焼きを変えて現像された美坂香里の表情は、彼を驚かせた。
摂津(せっつ)氏(せっつWorld!)のSS“Photography”を元に、香里の絵を描いた。 このSSの、一番感心させられる所は、あの北川がここまでの存在感をもって描き出されている、という点に尽きる。
だからこそ、彼を通して我々の脳裏に焼かれる香里の写真が、実在感を持つのだ。
製作環境:PowerMac G4 450・WACOM FAVO・Painter4.0・PhotoDeluxe1.0 『味噌汁の日』に続き、せっつさんのSSを元にした絵です。 このSSのイラストは、私の周りの写真好きな友人が、こぞって「描いてくれ」というので受けてみました。
香里が北川にこういう表情をゆるす。 香里の一番の課題は、ゆるくウェーブした、すごくゴージャスなこの髪型なのですが、わりとソレっぽく描けたので、いまのところ、この一点だけは満足な絵です。 顔や服の濃淡はエアブラシで、髪の陰影は水滴ブラシでこすって表現しました。
眼裏は「まなうら」と読みますが、辞書にはのっていないようです。どこで聞いたんだか、この言葉。 |