「北の都」「夕景」「ちびサイザー」タイトルに悩みました。「愛」なんて本気で考えていたりしました。 サイザーが読んでいる「悪魔の辞典(アンブローズ・ビアス著)」はカバーだけのダミー。中身は聖書かな。 ベースの目を盗んでは、こうやって本を読んでいたのかもしれませんね。 シャツを後ろ前に着ているところがポイントです。 母親を知らずに育った幼年期のサイザー。 ときおり、自分に呼びかける存在を感じていたのかもしれません。しかしまだ彼女は、母親という概念すら知りません。 おそらくは胸郭が内向きにつぶれるような苦痛から絞り出した、娘の名を呼ぶパンドラ様の声を、伝えてあげたかった。 そして遠い北の都にいるサイザーに、それをきかせてあげたかった。そうして生まれた絵です。
パースが、パースがきついいい。参考になる絵も写真もなく、苦労しました。そのわりにイマイチなできです。高所恐怖症の人は、見ることもできないような絵を目指しましたが失敗。むつかしいですねえ、背景って。 案内の下に字幕つきと、左右の絵をのせておきました。 |