星の海

star ocean

(990729thu)



野にあって白い鳥の羽は、不思議な白さです。
みずみずしい、生気のある白。死んだ白でなく、生きた白。
これを、なんとか表現してみたく思いました。

天使の羽根というのは、形状で見たばあい、鳥類では、なにが近いのでしょう。
やはりイメージ的には、白鳥でしょうか。

しかし、うちの近所には白鳥はいませんので、たまにドバトの羽根などをスケッチしにいきます。
ところが、この鳩の羽根を、人間の背中に付けても、しょせん鳥人間の域を出ないのです。
もっと、こう、ぶわあ〜っとひろがる「マンガのような羽根」のほうが、やはり天使には良いようです。いまさら、ちゃんとした鳥の羽根をつけても、航空力学的に飛べるとも思えませんし。

そんなわけで、今回の羽根も、飾りのように描きました。
絵のサイザーは、背中の羽根を伸ばしているところです。ストレッチでしょうかね。


制作環境:Macintosh Performa 5440(88MB)・Painter4.0・Photodeluxe・WacomArtPad2

星空は、ピクセルダストで描きました。いちど描いた上から、うすく黒を塗り、また星を描きます。こうすると、奥の星が暗くなるので、擬似的に奥行きが見えます。

人物の色塗は、星明かりを表現するために、全体に白っぽい色彩で着色し、その上で、全体を紫(夜の雰囲気)で水彩塗装、しかる後、光の当たるところのみ、紫を消していきます。羽根の質感や、肌の照り、わきの筋肉の流れなどが、これで表現できるのです。ああ、ペインターの、この便利さよ。

今回は黒系バックなため、羽根のほつれや、細い髪が映えるので、とても描き込み甲斐があります。これを仕上げとしました。

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