オカリナは泣く
サイザーの悲しみに。そして、
サイザーの喜びに。
この絵の場面解釈はいくつかあります。
復活のとき、参戦する直前の一瞬として。
あるいは、その後の超獣軍との戦闘のあと、仲間との再会を喜ぶサイザーを見て。
そして、いつか母と再会し抱き合う姿を、かすかな嫉妬と大きな喜びをもって見つめる場面として。
製作環境:Macintosh Performa 5440(88MB)・Painter4.0・Photodeluxe1.0・WacomArtPad2
母の心情と、娘のような若さ、それが混在しているオカリナを、ちゃんと描くのは、難しいことでした。おそらくハーメルンのレギュラーキャラクターのなかでは、随一の露出度を誇るオカリナです(そりゃポセイドン樣とかには負けるけどさあ)。からだの線が命と言えましょう。
体形が母親のそれであるわけがないので、若いそれを模し、コスチュームを黒にすることで雰囲気だけだしてみましたが、どうでしょう。
でも、背景と、肌に映るあたたかなひかりのおかげで、とても爽やかな絵になりました。
案内の下に、ノントリミングバージョンを。
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