後を考えていませんが、決めつけシリーズ第一弾「サイザーは頭が良いにちがいない」

オリンじいさんの孫であること、本が好きだったことなど理由は挙げられますが、それ以前にあのものごしをみていると、そんな気がします。
不器用ですが、サイザーは基本的に頭の良い人だと思います。芸術や文芸の才能はないかもしれませんが、たとえば法律なんかは、強そうな気がします。

とりあえず、ここではチェスなんかやらせてみました。
ちいさい孫娘の前では、たばこを吸わない。そんなオリンじいさんが、とても幸せそうにみえます。

ですが、この微笑みはすぐなくなります。
30分後には、オリンじいさんは、真剣にチェスに臨んでいるでしょう。

Macintosh Performa 5440(88MB)・Painter4.0・Photodeluxe1.0・WacomArtPad2

ひさしぶりに手放しで幸せそうな絵です。
わたしは、このおじいさんと孫という構図が大好きで、一度かきたいと思っていました。
例によって仮想ネタですが、そうでもしないと幸せな時期を描くのが難しいというのは、悲しいことですよね。

オリンじいさんのお洋服は、パーフェクトなどを見ると、ムラサキ色なのですが、そのまんまもってくるとちょっとスゴイ色合いな上に、この構図であの等身のオリンじいさんを合わせても、ギャグにしかならないので、もう、全面的に人間に描き直しました。原型はのこっていません。

今回の絵も、小技が使われています。
背景は、背の低い草が赤土の上で、やや枯れつつ、たくさん生えている情景を作るために、荒れ地の写真に、草だけ描いた絵を半透明の状態で合成しました。
椅子は、背景との違和感をなくすため、主線をチョークでうっすらと塗り込みます。

ほんとうはもっと童話調にしたかったのですが、できあがってみると、これもいいかなと思いました。