masterpieceさんから借りてプレイしたこのゲームは、とてもドラマチックで、RPGでこういう感動があったのは、FF6以来だと思う。 ドラマも良かったが、秀逸なのが戦闘システムだった。 シナリオも長大で、いつまでも戦っていたいだけに、終わりが見えたような気がしてから、ぜんぜん終わらないのがむしろ嬉しい。
後半で、ちょっとシナリオがガタガタしたり「これは、アイラの心のなかだ!」というわりにお金やアイテムが落ちていたり、最終ステージでもしつこく宝箱にお金が入っていたりするのには、ちょっと閉口した。最終ステージが終わった後では、金銭に何の使い道もないはずなのだが、どういう意味があるのだろう。
物語は、主人公リュード(剣士)と、ヒロインのエレナ(神官)とミレーニア(悪魔)の関係がメインで終局を迎えてしまったが、個人的にはやはり、絵に描いたマレッグ(獣人)とティオ(ロボット)が良かった。ロアン(王子)は個人的にはどうでもいい。 こういう、ごっつくて強い、無骨だけど実は優しいオヤジと、線のほっそい少女(元気でも無愛想でも可)の関係というのが、もう実にツボ。ハ 最後は、マレッグがティオを引き取って暮らす、という線を夢見ていたのですが、看護婦として生活しているティオの姿の方が、より自立していて物語的にはイイとは思った・・・が、やはりちょっと残念だ。ハ 絵は、マレッグの村で、ふたり席を並べて宴をながめている様子である。 「わしには家族がいなかったが、ティオ、お前のことは娘のように思っておった」ハ という感じの絵になった。ハ 製作環境:PowerMac G4 450・WACOM FAVO・Painter4.0・PhotoDeluxe1.0 マレッグのイメージは、ほんとうに人間山脈な感じで、下手をするとただの背景になりそうなくらいゴツゴツしてます。資料を見ると身長193センチとのこと。でも、素直に身長5メートルとか書いてもらっても、まっっったく違和感がないくらいの存在感です。このヒトにどつかれたら、たいがいの生命体は一発で沈むような剛力、というより質量自体が武器という感じです。 ティオとの対比を考えて、絵では設定程度の身長に描きました。 で、ティオのポーズを「正座してる絵」と決めたあたりから、もうそれを描きたいという気持ちがドンドン高まって、最終的にマレッグ好きを凌駕してしまい、投入のバランスが狂った感じがあります。 かっこいいオヤジの絵が描きたい、と常々おもっていたのですが、やはり野郎はきれいな少女には負けますな! オヤジを描き慣れていないせいもありますが、この絵のポイントは、やはり正座しているティオそのものです。
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