Vガンダムのファンページ、「VG」と「カサレリア」に寄稿した絵です。
注意:ここに来る人で、この絵の意味がわかる人はほとんどいないと思いますが、あえて背景解説しません。もう、ダメ。いいのだ。知ってる人だけわかるがいい! 語り切れないわい、こんな深い話!
絵が語る。それに任せる。
Vガンダムより、マーベットです。
Vガンダムを満足に見たことのない人にこの絵をみせても、普通の反応しかないのですが、Vガンをよく知っている人に見せると、描いたこちらが驚くほどの好評を得るときがあります。
もしこの絵が何らかの評価を受けるとしたら、それはVガンダムの、高度なドラマ性があったればこそ、でしょう。
「いのち」なるタイトルの以前は、仮に「普通の愛」と題して、製作していました。
この絵を、多くの人はVガンダムのテーマであると考えてくださっています。ですが、この絵はただ、マーベットとオリファーのジュニアのためだけの絵でありたかったのです。
凄まじいばかりに次々と死んでいく戦士たち。あの戦争で死んでいった「いのち」たちのことを、彼女は忘れないでしょう。その犠牲上の平和の中、子を育てていることも、マーベットは良く分かっていることと思います。
でも、ああ、だからこそ、この絵だけは。
それら悲劇の背景を、一瞬でも忘れた瞬間を。
ただの、普通の母としての、酔うような喜びのままに愛児に乳をふくませる、その喜び「だけ」を描きたかったのです。
ただただ、普通の、この母子だけの、戦争も、人類の未来も、何も関係の無い、「普通の愛」の絵でありたかったのです。
それが、あの前題「普通の愛」であった「いのち」の真意でした。
Macintosh Performa 5440(88MB)・Painter4.0・Photodeluxe1.0・WacomArtPad2
この褐色の肌は、描き慣れていない色だけに、服の色はいいのですが背景には困りました。ホントに何色を合わせてもしっくりこないのです。ピンクがかった紫との組み合わせと出逢ったのは、偶然ですが、予想だにしていなかっただけに驚きです。グラデーションで肌との同系色を混ぜて、この色にしました。
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