CGコンテストの記録

主催「メディアランドコミュニティ」の提示するテーマにそって、オリジナルの絵を投稿する「GATE」のCGコンテスト。その参加記録です。

二ヶ月に一度と定期的に行われているので、自分としては、期間中に、テーマを吟味する力を含め、画力がどれくらい上達したかを計るイベントとして利用しています。




第一回テーマ:「ゲーム屋の店員さん」

タイトル:「健康のため、ときどき休憩をとりながらゲームをしましょうね」




応募時コメント

こんな店員さんがいたら・・・というと、ここはやはり「おっとりした癒し系のおねーさん」でしょう! ああ、こんな人が鉄拳で平八つぁんとか使ってたらたまりませんな。

ゲームで徹夜したときの目には、まぶしい笑顔でしょう。廃人になるかもと思うくらいゲームしたあとに出会ったら、癒されるより、逆に辛くなる笑顔かもしれません。

まあ、それはともかく。
ゲーム店の店員さん、ということで一番悩んだのは、背景でした。
屋内の雰囲気をリアルに描いてみようと思ったのですが、ものすごく浮きそうです。一応、癒し系をめざしたので、自然光っぽいものがいいなと思い、このように誤魔化しました。

でも、こういう健康的な、日の光にあふれたゲームショップというのも、見ませんねえ。

事後の評価

第一回目の参加で、どうも勝手が分かっていないような感じですな。ああ、いま見ると、もう下手・・・。





第二回テーマ:「海辺の○○」

タイトル:「海辺の風音」




応募時コメント

サンダルと日傘持参で、海辺に遊びに来た天使。
目当ての海岸に到着するその一瞬、突風が吹いて、着地点がずれた。
みていた鳥が「ねーちゃん、着陸へたやなあ」と冷やかす。

その昔は、それはもう、羽根絵というか天使の絵ばかり描いました。ハーメルンのサイザーなんですけどね。
今回のこの天使は、オリジナルです。名前は特にないのですが、髪の色がシュークリームのシュー色なので「シューちゃん」とでも呼んでください。
鳥さんは、素子ちゃんのお姉さんが連れていた鳥がモデルです。

はじめ、空は青かったのですが、色味が強烈すぎて、天使がかすんでしまったので、逆に空の方をかすませました。
すると、セピアっぽくなって、逆にイイ感じに! 青くない空と海で描く夏の絵ですが、まあ、アイデアとしてご了承ください。

事後の評価

そういえばこの頃、描いたキャラに名前を付けるのがにわかに流行ました。
なんとか見られる絵です。色は実験にしては成功。





第三回テーマ:「・・・茜・・・」

タイトル:「茜の空がつなぐもの」

(審査員特別賞受賞)





マリーン。
この戦地に赴いてから、もう、半年になる。
激しい戦(いくさ)もある中、こうして生きていられることは、本当に、君と子供たちの祈りのおかげだと実感しているよ。
母は元気だろうか。これからの時期は、腰が痛むといつも言っているから心配だ。
そっちは、もうすぐ収穫の祭りがあって、酒の仕込みをしている時期だね。

ネイはまだおねしょをしているのかな。
ぼくとの約束を守って、毎日きみの手伝いをしていますか?
ネイはいまどんな顔をしている? 背はどれくらいになった?
最後にキスをしたときから、少しは泣き虫が治っているかな。

こうして手紙を書きながら、家のことを思い出すと、君と過ごした幸せな日々が、自分には、すぎた幸福だと、しみじみと思う。
ぼくは、けっして良い夫ではなかったね。いまになって、君やネイにもっと色々してあげればよかったって、後悔している。

マリーン。
今度の戦は、本当に、生きて帰れるかどうか分からない。たぶんとても激しい戦になるだろう。
だが、ぼくは命に代えても、君とネイと母の住むこの国を守る。

マリーン。君のことを心から愛している。
もし、ぼくが死んでしまっても、それだけは真実なんだ。

だけど、ぼくが死んでしまったら、君がこれから大変な苦労をするのがわかる。

それが、本当に心配だ。
そして、こころから申し訳なく思う。
君がたどる苦労を思えば、戦場で生き抜くことなど、どれほどのことだろう。
いま、剣を振り回すことしかできない自分が、情けない。

いままでの戦のことを神様が知っていらっしゃったら、とてもぼくは、天国へ行けるとは思えない。
だから、ぼくはきっと、いつも君のそばにいるだろう。

君が涙するとき、その頬に風を感じたら、それはぼくだ。
君が嬉しいとき、顔に暖かな日の光をかんじるなら、それはぼくだ。
君が空を見上げるとき、空が茜に染まっていたら、それはぼくだと思ってくれ。

いまも、手紙を書いているこのときも、行軍しているときも、そして死ぬ一瞬前まで、ぼくは君とネイと母のことを祈る。
どうか、ぼくの愛するひとたちが、健やかで、幸せでありますように、と。

僕が死んでも、どうかこの戦争を憎まないでくれ。
僕たちは、またきっと会える。
だから、それまで、ネイと老いた母を、よろしく頼む。
ネイを、どうか強い子に育ててくれ。

もう手紙が書けなくなってしまったら困るから、この手紙を出しておきます。
愛するマリーンへ。


応募時コメントでした。

■物語について
「死にゆく男たちは、ふるさとの女たちに、なにをかけるのか、なにを残すのか」
ガンダムの「哀戦士」という歌がありましたが、そのイメージで、文章と絵を描きました。
文章の方は、戦士がふるさとの家族に、とりわけ妻にあてて書いたもの、という設定です。
むかし、何かでこんな話を読んだような気がするので、その真似になっているかもしれませんが。

■テーマ「茜」について
空が茜色に染まるのは、太陽が世界に別れを告げるときの表情。
そこから連想して、暮れゆく赤と、誰か断ちがたい絆をもった人との別れ、そして、その両者をつなぐものが、この空だけだということ、そして血の色でした。

それを全部ぶち込んでみたのが、この絵です。不足分は文章につぎ込みました。

■絵について
空が青いのは、この空の向こうに想いを届けたい人がいるのですから、「向こう側」を感じる、できるだけ透明な感じの空が良いと思いました。本当なら雲も空も茜色であってこそ、テーマ的に良いのかもしれませんが。
戦士の甲冑や背景は、なんとなくベルセルクな感じに。そんな訳で、時代設定などは無茶苦茶な、弓矢と剣の時代です。

事後の評価

CGコンテストにあるまじき、テキストの長さです。これを容認してくれたGATEさんに感謝。さらに審査員特別賞までくださったことにも、心から感謝。一枚の絵、よりも、ドラマのある絵の方が好きなので、まあ、私らしいといえば、私らしいのですが。






第四回テーマ:「雪」

タイトル:「かなしいときはいつも」





あたたかいキス。

老人の死体の肌に力を注ぎました。

コンテスト期間中の評価

前回、やはりCGとしての純粋な価値としてはどうか、という疑問があったので、今度はヤケクソのように短いテキストです。

かなしいときはいつも何なのか。
あたたかいキス、ということは老人の方に主観があるのか。
この二人の関係は、何なのか。親子なのか。それにしては・・・。

いろいろなドラマがありそうです。
でも、見る人がそれぞれに思い巡らせてくださった方が、面白そうです。

絵を描くとき、Kanonのサントラをよく聴いていたのですが、やはり雪の情景には良く合います。
あと、坂本真綾の「HatchPotch」も。最後の曲の「いままで一度も、したことのないサヨナラの言い方」という歌詞がイメージの助けにもなりました。














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