※ 2001.08.07 tue 以降の旅日記は、別のページになります。
2001.08.06 mon「危険回避術」
黒天野「靖国参拝ネタをやってしまいました」
白天野「性懲りもなく、危険な思想ネタなわけですが」
黒天野「右半分は絶賛してくれると思うけどなあ」
白天野「左半分が危ないぞ」
黒天野「答えを出さなきゃいけない問題だし、左右関係なくまったく別の主義から書きました」
白天野「なに主義?」
黒天野「ロマン大切主義」
白天野「・・・・」
黒天野「わかりやすく言うと「迷ったときはロマンのある方を選べ」というごく単純な思」
白天野「たいへん危険ですので、中途半端な論戦投入はおやめください」「ロマン以外のものを失うことも多いです」
黒天野「ところで今回は、ちょっと身近な問題なので危ないかも」
白天野「また襲撃される前に、なにか予防策を講じておくべきだな」
黒天野「ではまず、部屋の入り口に井上喜久子さんのポスター(女神様のコスプレしたやつ)を貼る!」
白天野「おお! これでまず戦意喪失!」
黒天野「そして部屋の中には、Kanon のファンブックについてたポスター5枚で壁を埋め尽くす!」
白天野「うむ! もう、殺す価値もない奴だと認識させるんだな!」
黒天野「さらに、masterpieceさんからもらった「セーラームーンドール」を」
白天野「masterpieceさんからもらったんだな」
黒天野「そう、決して天野が買ったわけではなく、ついでにいうなら、もらって けっこう困っている「セーラームーンドール」(しかも5人コンプリート状態)を、パソコンデスクの前に並べる!」
白天野「あのスカートの中までモールドされてて、成型のバリがストッキングのシームみたいな奴か・・・」
黒天野「敵は私のことを、できれば関わりたくない人間だと判断するだろう!」
白天野「・・・うっ」
黒天野「なんだ、何を泣く」
白天野「いや、なんでもない。大丈夫。まだいける。身の安全のためだ、がんばれ白天野」
黒天野「とどめに、アップルプロジェクトに発注して等身大・佐祐理さん抱き枕を入手し、飾る!」
白天野「これはこれで、いろいろ敵に回しそうだな・・・」
黒天野「まさに、パーヘクト!」
白天野「この部屋みてると、涙がでてくるくらい完璧だな」
黒天野「・・・・」
白天野「・・・・」
黒天野「親には見せれん部屋だなあ」
白天野「婚約者にもなあ」
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2001.08.05 holy「判断のあとにのこるもの」
靖国参拝の問題が取りざたされて久しい。
首相が、戦犯の霊前に参ることを許せない中国や韓国。
国を愛して死んでいった戦士に礼を尽くしたいとする日本。
言い分はどちらも自国における正義の感情であり、どちらも相手のそれを認めるわけにはいかないという、矛盾した状況だ。
もとより世界大戦からくる事情が、国家間で矛盾するのは当然のことだろう。
体裁や国際関係の悪化、国家間の溝を恐れる者は多い。憲法違反だから止めましょうなどという安易で分かりやすい逃げ道を示す者もいる。
外務省が立場上、そう言わなければいけないのもわかる。
だが、首相は、国を愛する立場として、公式に参拝してほしい。
中国は、どこまで本心かわからないが、自国愛の心情のままに、日本に参拝中止を求めてきている。
その要請に対して、日本が愛国の精神を捨て、従ってしまったらどうなるだろう。
国を愛している者は、おなじように国を愛している者しか、決して認めない。
もし首相が、中国の愛国心に気を使って、自国の戦没者を無視したとしたら、どこの国が日本を認めるだろう。
そして、国家も愛さない首相と、どこの国が世界レベルの友好関係を持とうと思うだろう。
かんたんな問題でないのはわかっている。どう転んでも、政治的な駆け引きに利用されるだろう。
だが、小泉首相には、参拝に行って欲しい。
堂々と、国を愛する首相として、世界と相対していくために。
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2001.08.04 sat「歓送会」
8月3日。
いままでお世話になった書店からの歓送会に招かれた。
私はあまり飲み会の類が好きではなかったが、今日ばかりは本当に楽しかった。
持ちきれないくらいもらったプレゼントのうち、欲しかった親指ピアノがあったことが嬉しく、私がそれを欲していたことを知っていてくれたことも、感激した。
来てくれた人と、たくさん話ができた。
20人掛けの机のあちこちで、いろんな話題が出る。
別れを惜しんでくれる人、日記を調べて天野の容姿に驚かないよう覚悟して歓送会に望んだわりに一目見て呆然とした人、歯が浮くような誉め方をしてくれる人、変貌した天野の髪型を似合うと言ってくれた人、とにかく話をしたいとすり寄ってくる人、5ミリほどに伸びた天野の頭を撫でてあははと笑う人、普段から酒でも入ったかと思うくらい陽気な上に痛飲したせいで逆に泣き出した人、ヒゲを毛抜きで抜かせてくれと悪魔のようなことをいう人、好きなのか私のためか自分の血液と同じくらいの量のビールを飲んで場を盛り上げる人、私のヒゲ面を見て上下さかさにしても人の顔に見えそうですねと失礼なことをいう人、
そして、仕事で悩む人、それにアドバイスをする私以外の社員。
彼らの語らいを、私はしばらく、その横で聞いた。
この仕事の大切なところは、ちゃんと相続されている。
内容を聞いて、そう実感できた。
おこがましいことだし、自分でも分かっていたことだ。
でも、自分がいなくなっても、この会社は大丈夫だと、やっと安心できた気がする。
私はあまり飲み会の類は好きではない。
でも今日は、本当に楽しかった。
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2001.08.03 fri「ステーキハウス:属性という切り口」
ステーキハウスの続きである。
堅い話ばかりではなく、ふっと話題がそれると「シスプリ」の話とか出るからこのアルバイトはあなどれない。
「シスター・プリンセス」のことは関西オフ会日記にも書いたが、12人のいろんな性格の妹が出てくるという、妹萌え専門アニメである。
狙っているのは承知の上であえてハマり、
美味しいところだけ束ねて丸かじりしたいというユーザー心理
をねらったベタな企画と言えるだろう。でも人気が当たっているのは凄い。
この企画の骨子をもとに、いろいろ考えてみた。
まず、12人の幼なじみが、ありとあらゆる方法で主人公を毎朝おこしにくる「おさななじみプリンセス」と、12人の委員長が、眼鏡であったり、みつあみであったり、巨乳であったり、関西弁であったり、名前が新幹線などなど、あらゆるバリエーションで主人公とけんかしてくれる「委員長プリンセス」それに、念動力、透視力、未来予知、精神感応、火炎放射、電撃、衝撃波、指パッチンで人体切断、十傑衆走り、くしゃみで服が千切れ飛ぶなどあらゆる超能力で主人公と世界の平和を守る「幻魔大戦プリンセス」とどめは、メイドであったり、肩口からミサイルが発射できたり、指がマシンガンだったり、Gストーンで動いていたり、ロケットパンチ(ワイヤー付き)装備だったり、月琴が弾けたり、原子力で動いていたり、宇宙海賊の相棒だったり、地震のもとをふみつぶしたり、台風の目に体当たりするような12人のロボットと恋愛する「非炭素プリンセス」など、いくらでも作れるような気がするな、と一気に話したらさすがにそのアルバイトは笑っていた。
だが話半分で、これはダメだと思った。
妹専門で一本作れるのだから、これからはニーズに合わせた専門化の時代、という声もあるだろう。
だが、誰もそれをやらないのは、KanonやAirなど、それら属性をひとつも持たなくても、ユーザーを叩き落とすキャラクター性が、最も大切だということが浸透してきているからかも知れない。
衝撃波で毎朝起こしに来るロボットの委員長というのも見ては見たいが、属性というのは本質ではなく、やはりネタでしかないようだ。
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2001.08.02 thu「ステーキハウス:性格について」
8月1日。
勤めていた店のアルバイトと、食事に行った。
体重95キロ同士で、ステーキハウスに行く。いかにも肉を喰いそうな2人組だなと、己を客観的に見ながら肉を喰った。
彼は気の合うアルバイトで、いまは店長とバイトという関係もなく、いろんな制約なしに話ができた。
哲学や歴史のこと、仕事のこと、互いの将来のこと、そして性格のこと。
勤務時間中の店先では、めったに話せない内容を語り合う。
私の性格の話になった。
自覚しているところでは「頑固で、せっかちで、思いこみが激しい」というのはあった。
「いいひと」でありたいと思ってしまう自分は「相手のことを、わかってあげたい」という気持ちが先走る。
しかも性急なので、相手の立場や性格を「こうだ」と感じた直感のままに決めつけ、あてはめようとする。
そのうえ頑固なところがあるので、その思いこみは激しく、結果として、その直感が正しかろうが間違っていようが「わかったような顔で上から見下す」形になってしまうのだ。
こちらに善意があることが伝わるようなので逆に始末が悪く、プライドのある人間には、たまらなく嫌だろう。
「店長は、自分のイメージを相手に投影し、決めつけるところがある」
そういう性格者相手には、合わせるか、反発するしかない。
気が合うというのは事実で、こうして会っているのだが、彼にはいろいろ不愉快な思いをさせたと思う。
店では、お互いに立場がある。
口をつぐんでおこうと思うことはたくさんあったのだ。
こうして言ってもらえるのは、ありがたい。
よく憶えておこう。
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2001.08.01 wed「『ヨコハマ買い出し紀行』の生物相」
ヨコハマの「鎌倉花火」の回に、ネコがちらりと出ていた。
オフ会のとき、そんな話をロメオさんから聞いて驚く。
ヨコハマとネコについては、ちょっと思うところがあったのだ。
ヨコハマの世界に、ネコが出てきていたら、よく似合うだろうと、以前は思っていた。
カフェアルファにネコが迷い込んできたり、先生が飼っていたり、マッキが遊んでいたり、おじさんといっしょに午睡していたり、ココネの頭からネコ耳がはえていたりと、どう組み合わせても絵になるのだ。
だが、ネコは似合いすぎる。
沢ガニや羽虫、スイカの例外はともかく、ヨコハマの世界は、空を飛ぶカマスや巨大な栗や桃や梨など、動植物の別なく人間以外が不思議な変化をとげている。いや、人間も、ロボットという存在を生み出して違和感なく適応するという変化をはたした。
この作品を貫く演出意図としては、これは現代の環境との「違い」を表現するための変化なのだろう。
我々は、アルファさんへの親近感を通じて、その違いから発生した、不思議な距離感と広がりをもつ世界へ自然に入り、遊べるのだ。
この作品の魅力でもある。
もしかすると、鎌倉花火あたりまでのヨコハマは、ネコが出てくるような設定だったのかもしれない。
だが、この物語の世界が、ネコを出すことで縮んでしまうのを嫌ったのだ。
だから、作品の雰囲気にはピッタリなのに、ネコという生き物がこの作品から消えてしまったのだと思うが、どうだろうか。
それは制作上の話だが、作中設定としては、あの時代の動物性タンパク源の供給のために、乱獲が進んでいるのかもしれない。
この世界では、ネコは食用という可能性もある。
「よし、ロメオさんヨコハマの世界を体験するために、こんど 猫を食べにいきましょう! 猫!」
「あああああ天野さん! あなた何てことを!?」
ネコを死ぬほど愛しているロメオさんが、真剣に激昂していた。
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