2000.10.28 sat 〜 2000.10.31
tue
10月28日、諸星大二郎先生のサイン会が無事に終了した。
それにしても、出版社がポスターの刷りで遅れたり、サイン用の化粧箱の発送を失念していたり、諸星大二郎という名前も知らない人間が内部スタッフにいたりと不安要素の多いサイン会だった。
今回は、自分自身忙しかったので、サイン会には参加できなかったが、個人的に事前の広報活動はやらせてもらっていた。
取次の人が
「大先生だから、人が集まらないと大変なことになるヨ」
と冗談でもないような口調で言うので、あわててはじめたのだ。
反応のありそうな友人には電話やメールで伝え、次いで、ネット検索で諸星大二郎先生のファンページを探し、掲示板に書き込んでみた。
いくつか探したが、こちら、ほそやさんのページを選ぶ。ここの「モロ☆BBS」にした。
ここに来るファンの方は、なんとなく「ちゃんとした諸星ファン」な感じがしたのだ。
はたしてどれほどの効果があるだろう・・・。
と弱気だったが、ほどなくしてレスポンスが、しかも次々と上がる。
地元の人も、県外から来る人も「参加します」と名乗りを上げてくださった。
そして当日。掲示板をのぞいてみると、遠い地にお住まいの方から、「今ごろ、お城(あの書店)では舞踏会(サイン会)が・・・」というレスがあった。わたしも遠い地で火浦功サイン会などあったら、そんな気分だろう。
実際にサイン会が始まってみると、ぜんぜんお客様が集まらなくて「わしゃもう帰る!」とかいうことになったらどうしようかという心配をよそに、自然発生した行列もとぎれることなく、結局、四時〜六時の予定だったサイン会が、七時半まで延長するほどの盛況となった。
ちなみに人が集まらなかったら、不自然発生的な行列を作って欲しいという暗喩も、取次の方からいただいたが、これは取り越し苦労になった。
諸星先生は、事前に聞いていた噂に違わず、丁寧に時間をかけてサインする先生であった。
正味三時間半に及ぶサイン会となってしまったが、最後まで手を抜くことなく、一人一人のリクエストに応えながら、描ききってらしたそうだ。
集まったお客様は「大学生やおっちゃん、お姉さんらと結構年令幅にバラエティがあり、以外とファン層が広い」と参加したロメオさんも語っている。
(ロメオさんがいただいたサイン)
事後の感想も、同掲示板でいただいた。三児の父君から「凄く良いサイン会でした。雨の中家族を実家に預けて行った甲斐がありました。」とゆー話も。
掲示板を見ながら、多くの方が、いろいろな事情を廃してサイン会に駆けつけてくださっているのを感じる。
ネットで呼びかけたことで、効果は実際にあった。
この目的自体は、サイン会により多くの人を集客するということであり、実際には数名の参加者を導くことが出来た程度だったが、近所でありながら多数いた「知らなかったひと」に伝達できたのは大きかったと思う。
ネットには、いろいろな使い道がある。
自分は、いま、もっぱらイラストと考察と日記のアップのみだが、ネット自体が人を動かす手段として機能していることを実感した出来事だった。
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2000.10.26 thu 〜 2000.10.27 fri
燃え尽きるロウソクの炎が、最後に見せる輝きのように、イラストを大量に更新した。
「こんなにいっぱい更新されるということは、夜想曲はもう終わりなのかな」
と思った気の早い方が約一名いらっしゃるが、そんなことはないので、安心して欲しい。
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2000.10.24 tue 〜 2000.10.25 wed
今日から寝言日記に戻る、というのはウソです。
エルツヴァーユのサバイバルモードをクリアした。
サバイバルモードというのは、いわゆる格闘ゲームにおける勝ち抜き戦で、私はこれを井上喜久子さんが声をあてている「イハドゥルカ」で進めている。
キャラクターを選択する画面で、この人を選ぶと、最初の頃は
「・・・フン」
と鼻であしらわれてしまう。「・・・フン」でも井上喜久子さんの声だと思うと嬉しい。
だが、勝ち進んで行くに連れて、反応が変わってくる。
「我がちから、貴様にあつかえるものでもなかろうに」
井上喜久子さんがたまにやる「恐いお姉さん」な感じのキャラクターだ。
これが、
「面白い。面白い人間だな・・・、貴様は」
「手間を、かけさせるでないぞ(笑)」
だんだん打ち解けてくる。
「ふふ。お前のために戦うというのも、悪いものではないな」
「戦うのが恐いとはな・・・。だが、私を弱くしたのは、お前だぞ・・・」
あ、あの、鼻血ふいても良いですか。
などと思っていると
「ふあ〜あぁ・・・(あくび) はっ み、見たのか!? わ、忘れろ!!」
イハドゥルカ様が、あくびを!
爆笑しながら、一方で、こんな完璧超人でも、あくびするんだな、と驚く。
これであくびしながら、ボリボリと腹を掻いてくつろいでいたら、見た方は卒倒するかもしれない。
そして、全ての敵に勝ち抜くと。
「うふふ。どうやら、私はお前のものらしいぞ・・・」
と、楽しそうに、くるっと回って語ってくださるのだ。
う、
うおおおおお・・・。
私は、むんずとプレステを鷲掴みにし「入れてくれ! ワシをこの中に入れてくれ〜っ!!」と叫んで自らの頭に打ちつけたロリータ番長の気持ちが分かったような気がした。
脚本であり虚構であると分かっていても、この破壊力。
恐るべし井上喜久子さんである。
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2000.10.22 holy 〜 2000.10.23 mon
頭がいいこと。
正しい理屈が言えること。
欠点を指摘できること。
正義であること。
そういった能力よりも、
ひとを励ましたり、
なぐさめたり、
笑わせたり、
なごませたり、
愛したりできる人の方が、どれほど素晴らしく、価値があるか分からない。
もちろん、優れた知性と、豊かな心情と、どちらも備えている方が良いだろう。理知的であることや、判断力のあることは、愛する能力と並び、人間の美徳のひとつだ。
だが、私は、正義よりも、愛やロマンの方を愛している。
だから私は、井上喜久子さんを尊敬し、敬愛しているのだ。
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2000.10.20 fri 〜 2000.10.21 sat
たぶん高校の同窓会名簿に葉書を出したのがきっかけだと思うのだが、やたら頻繁に、勤め先へセールスの電話がかかってくることがあった。
同窓会名簿の情報が流れたのだろう。個人情報の流出である。迷惑な話だ。
仕事中ということもある。様々な勧誘を、手早く断らなくてはならない。
「ビジネスにおいて必要な能力を身につけるセミナーのご案内を・・・」
「間に合ってます」
「パソコンの基本的な操作法の講座を・・・」
「間に合ってます」
「貯蓄のプランについて、ご説明を・・・」
「間に合ってます」
「井上喜久子さんCDの30枚セットに、いまなら写真集とDVDもおまけに付けます」
「マニアってます。ええ、もう十分に」
こっちの個人情報は、まだビジネスチャンスとしては認識されていないようだ。
日々個人情報を垂れ流しているのに、こういうセールスはいっこうに現れない。
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2000.10.18 wed 〜 2000.10.19 thu
カラオケで歌う曲は、やはりいっしょにいる人の知っている曲であるべきだろう。
そんな理屈で、アニメソングを歌うことが多い私だが、先のオフ会で、歌える歌はあらかた出し尽くした気もする。
もちろん、まだ披露していない歌える歌は、たくさんある。だが、マジンガーZのような、思いっきり歌える歌で、しかも普通のカラオケで選曲可能な曲は、もう少ない。
「ハカイダーの歌」も、「今がそのときだ!」も、曲譜には入ってなかった。
今度は何をメインで歌おうか。
持っているCDを、いろいろ聴きながら、やや悩んだ。
ふと「夏のうきうきツアー」のCDを聴いていると、井上喜久子さんが「アニメソングメドレー」を歌っている。
キャンディキャンディや、アンパンマンなどを、毎度のことながら楽しそうに歌う歌う。
メドレーのラストは、「キューティー・ハニー」だ。 だが、これのサビを聴いた瞬間、自分は通勤車の中で、ハンドルを握りしめたまま、思いっきり叫んでいた。
「これだーっっっ!!」
いい曲なんだよ、これが。
↓
キューティー・ハニー (Toshi-B's Image Factory より)
まあ、遠くもなく・・・。
あと、Toshi-Bさんの「一休さん」もかなり好き。
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2000.10.16 mon 〜 2000.10.17 tue
昔は、繊細で傷つきやすい人に必要なものと思われていたが、今では、誰もが傷つき、癒しを求めている時代なのか、「癒し」あるいは「ヒーリング」が、万人に求められている。
CDやアロマ、リラクゼーションのアイテムなど、ヒーリンググッズが、軽視できないくらい売れる時代になった。
「癒し」や「ヒーリング」に偏見があるわけではない(と思う)。
大切なものであろうし、自分にも必要なときはある。
だが、このブームに、自分は違和感を感じるのだ。
疲れ、ストレスがたまって、ああヒーリングミュージック、アロマテラピーと求める。
また疲れがたまって、森林浴、マッサージと求め、イルカに会いに行く。
それ自体は素敵なことなのに、これでは、一時しのぎを繰り返しているだけ、なのでは無いだろうか。
本当にどうにもならなくなって、癒しが必要なときはある。自分もそれを渇望したことがある。
でもただ癒されるだけでは、ダメなのだ。我々は、すぐに傷つき、また癒しを求めてしまう。
「我々は、癒されたことを、土台に、問題の解決に出発しているだろうか。」
そう考えたくないのはわかる。これは正直つらい。出発できないくらい追いつめられているから、癒しを求めるのだ。もっともっと癒されたいと考えるのは、無理からぬことだろう。
でも自分は、
井上喜久子さんの声に慰められたとき、井上喜久子さんの歌に癒されたとき、それをもって立ち上がる力にしたい。
そう思う。この人に関しては、特にそう思う。
ただ、すがるだけの存在でなく。
この人に、正面から感謝したいから。
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2000.10.14 sat 〜 2000.10.15 holy
「封神領域エルツヴァーユ(とりあえず「エルツ」と略そう)」というゲームをやった。
オフ会のとき、COBRAさんに借りたものである。
エルツは、各キャラクターごとに、ドラマがあり、テレビシリーズを観るように楽しめる格闘ゲームだ。ちゃんと王道っぽいナレーションなんかも入っているし、戦闘へ流れ込む演出も面白い。3Dポリゴンだが、表情もちゃんと描かれていて楽しめる。
ところで、エルツが普通の格ゲーと一線を画しているポイントが一つある。
このゲームは操作性も良く、派手な技も簡単に出せて痛快であり、おまけに主題歌は奥井雅美さんが、またしても、上手く難しく歌ってることなど、評価すべき点は多いが、誰がなんと言おうと、最大のポイントは、 ラストのボス「イハドゥルカ」の声が井上喜久子さんだとゆーことだ。
ラスボスが井上喜久子さんである。要するに井上喜久子さんを倒すゲームなのだ。
従って、プレイヤーは、井上喜久子さんをライトセイバーで切り刻んだり、ダウンしたところにミサイルを撃ち込んだり、ワッパで轢き殺したり、衛星軌道からビーム兵器で焼き殺したり、よく分からない光線技でよくわからないダメージを与えたり、虫に喰わせたり、アシュラ・バスターで手首と足首と首と背骨をへし折ったうえにレッグスプリッドにしたり、野球のボールにして星の彼方までバットでかっ飛ばしたりして、
とにかく井上喜久子さんを殴るか斬るかして殺すのだ。
最初は抵抗があって、軽くパンチがあたっただけでも「くっ」とかいう声が出ると、自分のキャラに向かって
「貴様ーっ 誰に手上げとるかわかっとるんかーっ」
と叫んで「土下座」とか「切腹」というコマンドは無かったかとマニュアルを探していたが、本人は「たわむれだ」とか「面白い」などと余裕の発言で、けっこう平気らしい。
さすがである。
全てのシナリオをクリアした後は、声ききたさに、ひたすらイハドゥルカでプレイしていた。
今日もとりあえず、サバイバルモード(勝ち抜き戦)で、井上喜久子さんに、関智一さんあたりをタコ殴りにさせている。
だが、どうしても長沢美樹が倒せない。
井上喜久子さん本人と戦うのは、だいぶん先になりそうだ。
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井上喜久子さんの顔写真がプリントされたTシャツないしトレーナーを着て、街を歩けるかというボルテージが、あるアイテムを入手した瞬間に400%を越えました。
※このウェブページは、昨日まで寝言日記だったなにかです。
2000.10.11 wed 〜 2000.10.13
fri
手に入る人は全員が入手済みで、入手したと言うことは、その日のうちに三回は通しで見て聴いたと言えるので、ネタバレかまわず、遠慮なく書くが、先日、ついに「夏のうきうきツアー2000デラックス」のアルバムを手に入れた。
7500円払って全員プレゼントという、なぜ開き直って通信販売と言わないのか不思議な経路で入手したこのアルバムは、7月9日に行われた同タイトルコンサートのライブCDである。しかも編集版だがDVDによる映像特典もついている。
とりあえずDVDを見た。
うちのマックで初めて回すDVDはやはり井上喜久子さんであろう。
うむうむ、よしよし
この日まで純潔を守ってきた甲斐があったというものだ。
やや映像が荒いが、歩く井上喜久子さんであり、歌う井上喜久子さんであり、だんどりを間違える井上喜久子さんである。
もうなんでもいいらしく、大喜びの自分である。
動く井上喜久子さんは、以前に親愛なるCOBRAさんがS-VHSにダビングして持ってきてくれた「渋谷でチュ!」という声優さんのテレビ番組以来だ。
変わらぬ美しさである。
しかしいくらなんでも、「やってみたかったから」という理由で、森高千里の「17才」を、17才の森高千里のような衣装で歌うのには圧倒された。
この人の年齢は、もう思考にプロテクトがかかっていて、計算できないようになっているが、それでも、いい年をした一児の母とも思えないようなフリフリでビラビラなスカートの短い衣装である。
だが、それが、なぜこうも似合ってしまうのか。
足が綺麗で、頭身が高いせいであろう。
あらためて、プロポーションの良さを理解する。
若干の違和感がないわけではない。
正直「うわーっ なんちゅう格好で・・・」とは思う。
だが、この年齢で着れるという事実が凄い。
「着ない」「着られない」ではない。着て似合ってしまうのだ。
一瞬、奇跡にでも立ち会っているような感動すらある。
この人は、いったいどうなっているのか。
異常だ。
驚異だ。
そして、素晴らしすぎる。
ひとがらと声に引かれてファンになったが、美人であるということを、今さらながら思い知らされた。
これは私見だが、この人は、10年前の写真よりも若く美しく見える。
こういう成長の仕方が出来るというのは、凄いことだと思った。
ところで、ちょっと冷めてから見直してみると、この衣装自体、何の問題もないことに気がつく。
わすれていたが、井上喜久子さんは、どこまで本人の意思かわからないが去年までセーラー服を着ていた人なのだ。いやもう、ぜんぜん問題ない。
「むかーしむかし、あるところに、たこ焼きが大好きなおじさんがすんでいました。(わはは)まだ笑うところじゃないんですよー。」
MCも相変わらず、妙に破壊力があって楽しい。
「今の曲、すごい踊ってたでしょう? でも周りのダンサーさんが凄くてそう見えますが、お姉ちゃんはあまり踊ってません。」
演出の努力を台無しにするMCが、また魅力とゆー、そのひとがらも、変わらない。
8時間くらい、みんなで御飯とかおやつを食べながらコンサートがしたい、という願いも空しく(無理だ)、構成が終わって行く。
オーラスには「ありがとう」が情感こめて歌われた。
喜久子さんには内緒で配られた1000本のサイリュウムが、暗い客席でゆっくりとなびく。
「変わらないのはね、ありがとうの、気持ちだけなんだ・・・」
透き通るような声に、いささかも震えもない。だが、その表情から、歌に重いほどの感謝の気持ちがこもっていることが分かる。
感動していても、泣いていても、歌を歌い、声を出せるのが声優なのか。
「こころいっぱいで、想っている。あなたへ・・・ありがとう。」
ついモニターの前で拍手をしてしまう。
そしてアンコール。「ぼくらの味方だ、おねえちゃん」とゆー20年前のヒーローソングのような曲で締めくくられる。
「もし君がピンチだったら、声を限りにあのひとを呼ぼう〜♪」
歌詞の途中で「井上喜久子、17才ですっ♪」というのがあるが、ジャンプと同時に爆笑と歓声が沸く。
観客が楽しんでいるのが分かる。先の「ありがとう」で極限まで来た会場との一体感だ。ただ、年齢的にかなりイッている男性陣が多いせいか、スタンディングには及ばないのが、ちょっと悲しい。
カーテンコールがわりのこの歌で、幕が降りる。
コンサートが終了した。
その後、おまけのように楽屋まで喜久子さんを追った映像もある。
どう見ても一番つかれているのに、スタッフ全員に感謝しまくるようすがしばらく流れた。
現実的には感心すべきことだが、この人がやると、とても自然に見える。
作為も何もない。自然に、そうしている様子が、ファンとしても誇らしく思えた。
この人の声優あるいは芸人生命は、まだ先が長いと思う。
結婚、出産、ここまできて光が増して見える井上喜久子さんだ。
私は、まだしばらくファンであり続けるだろう。
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2000.10.09 mon 〜 2000.10.10 tue
突然ですが、寝言日記は、次回よりしばらくの間、休止いたします。
みなさん、いままでの御愛読ありがとうございました。
また会える日を、楽しみにしております。
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2000.10.07 sat 〜 2000.10.08 holy
動物占いという占いがある。いまさら紹介する必要もないほど有名だろう。
店内の占いコーナーを見ていると、内容や占い方は違うのかもしれないが、パッと見は同じ印象の、ガイチュー占いや、寿司占いなどの類似品も見かける。
「ヤマチャン」では、プロレス占いというのがあった。
「俺のプロレス占いによると・・・お前は、マサ斎藤!」
全人類がプロレスラーで分類できるのか、というかプロレスラーに全人類の象徴的な人格がそろているのかという疑問がわくが、これはもうどうでも良いらしい。
根拠がなくていいなら、自分でも占いを作ってみよう、とふと思った。
誰もが知っていて、様々なバリエーションのあるもの・・・。
というわけで、モビルスーツ占いを作ってみた。
占いの見方
:直感
従って
「君は、私のモビルスーツ占いによると・・・、ザクレロだね」
と言う感じになる。だからどうしたと言われると何も言えないのが、この占いの最大の弱点だ。(占ってねえ)
これをもとにすると、私の仕事関係で、もうビグザムと呼ばざるをえないような人物がいる。
彼はとにかく言い口に毒があって、周りの人に精神的な苦痛を与えることが多い。
慣れているものはうまくかわすが、後輩や、新入りなど、いわばソロモン戦におけるパプリクやサラミスのような立場では、もろに直撃を喰う。
彼はことあるごとに毒舌をふるっているというか、モビルスーツで言うと、パイロット発狂時のサイコガンダム並みにビームを撒き散らすのが日常生活という他人迷惑な人物で、しかもたまに誰もいないところに向けてビームを放っているから正体不明だ。
モビルスーツではないが、発動型イデオンのようにも見える。
でもこの攻撃に耐え抜くと、大きく仕事能力が進歩していたりするからあなどれない。彼の下で耐え抜き、生まれ変わったように、積極的に仕事が出来るようになった男もいる。その一方で撃墜されて再起不能になったものも多数いるが。
何にせよ、彼が量産された暁には、いろいろなものがあっという間に滅ぶであろう。
モビルスーツはそれこそ無茶苦茶な数があるので、細かく占うにも向いていると思う。(でも根拠は直感)
「ええと、君は・・・マンダラ・ガンダム。あなたは・・・ゾロアット。そっちのあなたはバーザムかな。で、君はトーラス。ちなみにお前は、ドダイYSだ」
「ド、ドダイですか・・・。」「ドダイって言うとあの飛行能力のないグフとかを乗せて飛ぶアレですか」
「うむ、私の直感によると確実だ。」
ゲルググキャノンとか、高機動型ギャンとか、かっこいいモビルスーツなら良いが、ゾックとかアッガイなどと占われては、言われた方はさぞショックだろう。
だが、数あるモビルスーツの中で、これだと言われて最もショックなのは、きっとこのモビルスーツだろうと思う。
「君は、私のモビルスーツ占いによると・・・ジムだね。」
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2000.10.05 thu 〜 2000.10.06 fri
:Kanon日記_6
自分は、よく泣く。
でも辛くて泣くことは、あまり無いと思う。
ただ、悲しい出来事に弱く、他愛のないお話などでも、いくつかのツボにヒットすると簡単に涙がでる。
男が泣く、というのはあまり格好の良いものではない。
だから、人前で泣くことは、あまり無いと思う。
だが、一人のときは別だ。男は、一人のときなら、いくらでも泣いて良い。
男は、友のためか、大切な女性のためか、あるいは一人でいるときか、便所でなら泣いても良いらしい、と昔読んだ本に書いてあった。
涙の後、というのは、妙にスッキリする。感動と涙のある暮らし、というものは、やはり必要なのだと思う。そのために泣く、というのは馬鹿らしいが、感動も、涙もない暮らしというのは、味気なくてイヤなものだ。
辛さや、苦しみに涙する日々というのは、もっとイヤだが。
そんなわけで、今日もKanonをやっている。
人からもよく泣くなあと言われるが、泣けるのだから仕方がない。
いくつものツボ。とりわけ親子ものに弱い自分としては、そういうネタが出ると、もうダメだ。舞シナリオでは、これでやられている。
そして今日突入したシナリオも良かった。
あ・・・!
あゆあゆー・・・っ!!
そういうわけで、全編の最後、あゆシナリオである。
あんまり感動したので、まだ鳥肌が収まらない。
あゆシナリオを最後にクリアする、というのはマンデリンさんに聞いた攻略法なのだが、ここへ来てようやく他シナリオ(とりわけ名雪と栞)の謎が分かる。
このシナリオに関しては、どこを切ってもネタバレになるので、なにも書かずにおこう。
Kanonを知ったのは、8月には日記で惨々に書いたタカヒロ・Iさんから紹介されたのがきっかけであった。
私の周りでは、マンデリンさんやCOBRAさん、Kamasuさん、KAZZさん、最近などmasterpieceさんすらKanonをはじめている。
ところが、我々にKanon砲を叩き込んだ張本人であるところの、タカヒロ・Iさんは、まだ全編クリアしていないという。
宣教師がいちばん出遅れているのだ。
丁寧に、一つ一つのシナリオに向き合っているからだと思う。チャットでもネタバレにならないように、クリアした我々の方は、すでに見守りモードに入っている。
そのタカヒロ・Iさんも、最近、ようやく栞シナリオをクリアして、男泣きに泣いているそうだが、なんと、あれほどのめり込んでいたあゆシナリオをまだクリアしていないというから驚きだ。
ここでひとつ予言をしよう。
私は確信を持って言う。
彼はあゆシナリオをクリアしたとき
「あの抱き枕、やっぱりかっておけばよかったな」
と、必ず思うであろう!
まあ、それはともかく、ゲーム雑誌などを読んでみると、一年以上前に発売されていながら、これまでずっと特集ページが存在していたり、「おもしろかったゲーム」の第一位(コンプティーク調べ)を驀進したりと、Kanonがただならぬ人気を誇っているのも、全シナリオをクリアしてみると、よく分かる。
女の子にすすめても、十分泣けると思う。
しろやぎさんにも、是非やってもらいたい。
ところで今回クリアした月宮あゆというキャラクターだが、彼女のトレードマークは、たい焼きと羽根リュックである。
ちなみにこんなのだ。
(羽根リュック)
だが、やはり羽根リュックといえば、
(ジェットスクランダー)
こう
あるいは
(ステルスガオー)
こう
だと思うが、実際こんなだったら、物語の印象は大きく変わったに違いない。
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2000.10.03 tue 〜 2000.10.04 wed
:Kanon日記_5
う、うぐっ うぐっ
誰かがみっともなく泣いていると思ったら自分だった。
栞シナリオと真琴シナリオが終わっていた。
私が個人所有しているパソコンはマッキントッシュのみである。従って、自機でKanonはできない。
だが、天野の実家である着物屋にはウインドウズパソコンがあるのだ。
夜な夜な、家族が寝静まった頃、こっそり起き出し、おもむろにKanonのCD-ROMを入れると、ものすごく真剣な顔で着物屋のパソコンに張り付きギャルゲーをする男がいた。
そして泣く。この繰り返しが、最近の日常であった。
ところでKanonは、どのシナリオにも謎がある。
自分はあまり謎の先読みをしないタイプなので、謎が解かれるたび、率直に驚けるので、感動が美味しい。
ところが、ネットをふらふらしているうちに、見つけた掲示板で、いきなりネタバレな内容を見てしまった。
そこは、物語のネタバレを防ぐために、スレッド式の掲示板になっており、親切に「ネタバレ」と表記されているので、まだクリアしていない人は、その話題を避けて閲覧できる。
だが、
「(ネタバレ):◯◯が過去に◯◯◯で◯◯との◯◯があった◯◯について」と
スレッドのサブジェクトに書いたら、意味がないだろうーっ!?
その日は、早々に休む予定だったが、急遽、真琴シナリオに突入した。知ってしまった以上、想像が巡ってしまい、先が読めてしまうのを嫌ったのだ。
真琴シナリオでは、冒頭に書いたように泣いたものだが、正直、舞のときほどではなかった。
舞シナリオで、なにが起きているのか理解できず感動してしまったことが引っかかっていて、事情を理解することに心を砕いてしまったのがいけないらしい。
号泣必至と言われていた真琴シナリオで、それほど泣けなかったのは、けっこうショックである。
一日一時間ほどとはいえ、仕事から帰ってKanonを続けているという、その疲労のせいかもしれない。
二周目に期待しよう。
ただ、真琴も栞もそうだったが、終盤に向かい、事情が明かされていくときの、このじんわりと胸が締め付けられていく感じは、凶悪に切なくて、感動的だった。
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2000.10.01 holy 〜 2000.10.02 mon
オリンピックが終わった。
自分には、柔道の田村が金メダルを穫るかどうかだけが心配だったので、かなり初期に置いてオリンピック熱は冷めてしまった。
しかし、世の中にはオリンピックに燃えている人というのは、結構いるものであちこちで話題を聞く。
「昨日、観た? オリンピック」
「あ、観ましたよー」
「すごかったねー、あの、えーとなんだっけ、走って、自転車こいで、泳ぐやつ」
走って、自転車こいで、泳ぐやつ。
トライアスロンのことであろうか。
でもその順番で競技が実行されたら、選手は死ぬだろうな。
お客様が話している内容に、心の中でさりげなく突っ込んでみる。
まさか今回のシドニー五輪から、そんな殺人的なスタイルになったとも思えないが、最初の頃に放送していたのに、トライアスロンは見逃したので、何とも言えない。
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