2000.09.28 thu 〜 2000.09.30
sat
今度開店する某書店が、そのオープニングイベントでサイン会をやるという。
招待する作家は、なんと「諸星大二郎(10月28日)」!!
そして「伊藤理佐(11月18日)」!
うーん、すごい。
この話を最初に聞いたのは、まだF店にいた時だった。
マンガのわかるパートのNさんと盛り上がっていると、同じくパートのTさんが、要領を得ないような顔で、首をひねっていた。
軽い気持ちで、聞いてみる。
「諸星大二郎って、知ってる?」
「・・・は?」
「伊藤理佐は?」
「・・・え?」
聞いたこともありません。
彼女は、顔中でそう語っていた。
じんわりと頭が痛む。先輩のNさんが助け船を出した。
「じゃあ、伊藤理佐は、どんな話を書いている人だと思う?」
「うーん、歴史ロマン」
「この痴れ者め! その罪状をあますところなく記録して世界に発信してくれるわ!」
悩んだ末に適当に答えたTさんの目の前で、メモを取り出し記録を開始する。
「ええっ、ちょっとまってください!」
「じゃあ、諸星大二郎は? どういうイメージ?」
「エッセイとか・・・」
「きさまそれでも軍人かーっ!?」
シャーペンの芯が、ベキシと折れた。
「うえー、軍人じゃありません」
「こ、この子、イギリスに留学してたんで日本語が変なんです。」
「日本語の問題か!」
会話を克明に記録しながら、一喝する。
「イギリスまで行って、何を勉強しとったんじゃあーっ!」
そう怒ってみると、
諸星大二郎と伊藤理佐に関して、イギリスで得るものは何もありませんでした。
とTさんが目で語っている。Nさんがフォローを続けた。
「ほら、伊藤理佐だったら、あの「おるちゅばんエビチュ」ていう漫画、知らない?」
「えー、漫画家なんですか?」
「・・・すまねえ。俺が悪かった。すいません。許してください。お願いします」
私は逃げ出した。
一般の認識に愕然とした出来事だった。
諸星大二郎といえば、いまだに「生物都市」な私も私だが、生物と機械の融合を漫画でここまで面白く見せてくれたのは、これが初めてだったと思う。昨今の生機融合ものは、すべてこれにインスパイアされていると言っても良いと思うがどうか。
伊藤理佐といえば「おるちゅばんエビチュ」だ。出版社に電話注文するときも「おるちゅばんエビチュの6巻を一冊お願いします」「はい、おるちゅばんエビチュの6ですね」「ええ、おるちゅばんエビチュの6巻です」と誰もが正確に幼児語で発音せざるを得ないのが恥ずかしいという、その筋では有名なタイトルだ。
だが、両者が漫画家であることすら知らない人もいる。しかも内部に。
大丈夫だろうか。サイン会。
いろいろ心配だ。
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2000.09.26 tue 〜 2000.09.27 wed
友人に、ネコさんという女の人がいる。
名字が金子というだけでなく、なんとなくネコな感じなのでネコさんだ。もう会うこともないと思うので、遠慮なく書く。
この人とは、現在交流はないが、共通の友人から、先日メールが来た。彼女は、最近ついに車を買った、とのことである。
ネコさんは、私の大学時代における比較的裕福な時代に、同じサークル属していた先輩である。
あまり話もしたことがなかったが、サークルで喫茶店に行ったとき、一度だけした会話を今も憶えている。
免許はとったがペーパードライバーなネコさんは、自動車の運転どころか、運転席の構造にすら自信がない。
彼氏に馬鹿にされるのがイヤなので、車の構造を確認しておきたかったのだろう。私に聞いてきたことがあった。
「車の運転席って、足下になんか三つあるでしょう?」
言いながら、楊枝を三本並べる。
「ああ、ペダルが、三つ、ありますねえ」
「そ・・・」
ちょっとだけ言いよどんだ。
「それって、どれがどれだっけ」
「ええと、右がブレーキ、真ん中がアクセル、そして左端のを踏むとトランクケースが開きます」
「あ、やっぱり?」
「・・・・すみません。ウソです」
わたしはこのとき「あはは、なに言ってるのー、ちがうでしょー」という突っ込みを期待していたが、そんな呆けは、この人類ネコ科には通用していなかった。
たぶんこの人には「(略)左端のが自爆装置です」といっても「やっぱり?」と半疑問形で流されてしまっただろう。
んなわけあるかーっ
こんな踏みやすい場所に自爆装置があってどうするーっ
タイムボカンシリーズ敵役の三人トリオの頭脳労働担当か、あなたはーっ
とやり場のない突っ込みを、心で回す。
いや。
これ自体が、この人の呆けなのかもしれない。
仮にも先輩は免許を取っているはずだ。無免許の私でも、右がアクセル、真ん中がブレーキ、左がクラッチペダルだということは知っている。
本当は、分かってるんですよね・・・?
そう思って、こっそりと顔をのぞき込んでみる。
「え? ウソなの? じゃあ、あれ?」
ネコさんは真剣に悩んでいた。
途方に暮れそうになった。
「こ・・・」
ちょっとだけ言いよどんだ。
「これがアクセル、これがブレーキ、これがクラッチですよ」
「ああ、よかったー♪」
審判を待つような一瞬間の後、ネコさんの顔がぱーっと明るくなった。
そうだ、仮にも免許を取った人なのだ。これくらい知ってて当たり前である。今日は、ちょっとド忘れしていただけで、本当はちゃんと憶えているのだ。
ホッと安堵の息をつこうとした瞬間
「ホントに良かったー♪ ぜんぜんちがってたー♪」
という言葉が、私の希望を木っ端微塵にうち砕いていた。
その後、サークルの会長に「おまえ車にのるな」と命令されていたネコさんは、ついに運転席に座ることもなく大学を卒業した。
そのネコさんが車を買ったという。
「日本の道路が、また走りにくくなりますね」
共通の友人には、そうレスをしておいた。
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2000.09.24 holy 〜 2000.09.25 mon
: Kanon日記_4
秋子さんがっ 俺の秋子さんがーっ!!
というわけで、名雪シナリオをクリアした。
構成に、若干の疑問が残るが、切なくロマンチックで、なかなかよかった。
ところで、Kanonで一番魅力的なキャラクターは誰かというと、これはもう、秋子さんにとどめを刺す。
秋子さんというのは、名雪のお母さんで、美人で若く、おっとりしているが、とても聡明な人だ。
声は井上喜久子さん、と決めてしまいたいが、セリフからすると天野由梨さんでも雰囲気は合う。と思っていたらドリームキャスト版では、皆口裕子さんになっていた。皆口さんは、YAWARA!
以来である。いや、OVAグリーンウッドでは幽霊の役もやってたな。
シナリオこそないが、秋子さん自身の人気は高く、私も、この人が出るだけで嬉しいくらい好きである。
だが、この人物は、謎に包まれている。
この人の考察に関しては、ネタバレでも大丈夫だと思うので、色々書こう。でも一度クリアしてから読んだ方が面白いとは思うが。
まず秋子さんの年はいくつなのか。高校生の娘がいるのだが、外見からは信じがたい。
昼間は何をしているのか。
居候(いそうろう)を了承できるだけの蓄えと、大きな一軒家を維持できるだけの財力があるのか。あるのなら、その財源は何か。
あの「謎ジャム」の原材料は何か。
旦那さんの姿が、ゲーム中全く見えないが、秋子さんは、未亡人なのだろうか。
そういえば未亡人が好きで好きで、自分の奥さんも、ぜひ未亡人にしたい! と良く分からないことを言ってる人がいたが、とにかく未亡人は良いらしい。
それはともかく、旦那さんはどうしているのか。生きているのか死んでいるのか。生きているのなら、家庭にいないのは何故か。
ところで、なぜ名雪はああも寝るのか。過眠症という奴ではないのか。お母さんは気にならないのか。
この謎に対して、つい先日、入浴中にザンボット3のエンディングを口ずさんでいるとき、不意に天啓といえるタイミングでその答えが与えられた。
体を拭くのもそこそこにパソコンを起動させて、一気に文章化する。
すべては旦那さんにあった。
まず、旦那さんは生きている。しかも職業は、宇宙関係。できれば正義の味方系だ。
ついでに言えば宇宙人である。ある日、凶悪宇宙生物を追って地球に飛来した旦那さんは、そこで秋子さんと知り合い、結婚することに。やがて名雪も生まれたが、(そんなわけで名雪は宇宙人とのハーフだネ!)任地が遠いため、出稼ぎ状態となる。しかもウラシマ効果のため、そのままでは旦那は若いのに秋子さんは年をとっていく、という悲劇が待っている。
そこで旦那さんが残していったのが、老化を防ぐといわれる宇宙プロポリスだ。ついでに宇宙青汁、宇宙アガリスク、宇宙ドモホルンリンクルなど、宇宙には老化予防の食品・薬品がいっぱいなのだ。宇宙青汁は、宇宙をバックに八名信夫さんが「まずい。もう一杯!」とやるCMで、宇宙でも「ホントに不味いらしい」と大人気。秋子さんは比較的食用できる宇宙ナマコの宇宙コノワタを、ジャムにして、毎日食べているのだ。
ひとえに愛である。それは、けっして美味ではないが、秋子さんは若いまま帰ってくる旦那のために、宇宙コノワタジャム(なぜジャムかは不明。ほんとうは塩辛が美味だヨ!)を毎日食べ続けているのだ。
効果はてきめんである。としは相応だが、秋子さんはいつまでも若い。近所の方や娘の知人にすすめるのも無理からぬことだ。
そして財源だが、これは純粋に旦那さんの給料である。宇宙ではたらく旦那さんの給料は普通だが、宇宙は極端な円安なので、一家の家計は大助かりなのだ。
昼間は働きに出ることもないので、宇宙にいる旦那さんと、宇宙インターネットで、宇宙チャットだ。テレホタイムじゃないので、電話代がちょっぴり心配。
そして、名雪がああも眠るのは、ひとえに宇宙人とのハーフだからである。実は旦那さんの母星は、自転周期が地球と違い、一日に16時間眠るのが普通の星なのだ。だから名雪は、ああも眠ってしまうんだネ!
うむ! どこから切り込んでも完璧な解釈だ。
それにしても、宇宙ってなんて素晴らしいのだろう!
あまりの素晴らしさにちょっと文体がおかしくなったが御了承ねがいたい。
他に思いつくものも無かったのでナマコにしたが、とにかく「宇宙のなにか」ジャムなのだということが言いたいようだ。
誰もが分析不能な味、というとこれはもう宇宙しかあるまい。
余談だが、秋子さんが何でも一秒で了承してしまうのも、宇宙戦士の奥さんだからであろう。宇宙では、マイクロセコンド単位の判断が生死を分ける。その妻である彼女には、自然にファイナルフュージョンでも一秒で了承するくらいの判断力が身に付いたのだろう。
ともあれこの場を借りてご報告させていただいた。
まるでアタマに電波がキたような勢いで与えられた啓示であった。
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2000.09.22 fri 〜 2000.09.23 sat
: Kanon日記_3
かずある日記ネタをストックとして、Kanon日記を続けようとする自分を止める第二の自分を説得する第三の自分が「ネタバレの危険性もある。やめよう」とたしなめる第四の自分に言いくるめられそうなのを殴り倒した第五の自分が、いまこの日記を書いています。
これからKanonをやるひとに、忠告を含めて、おすすめしたいことが、いくつかある。
DC版でどうなるかは分からないが、自分の名前を入力することが出来るのなら、とりあえず、ふざけた名前はやめよう。
「ポルノ 」とか
「ロリータ」とか
「ゲロリン」とか
「北朝鮮 」とか
そういう設定では、いきなり感動的なシーンにおいて「北朝鮮は・・・昔のこと、何も憶えていないんだね・・・」(セリフはKanonとは関係ありません)とか言われて、一瞬「ソ連が崩壊したのは、もう何年前だったかなあ」と共産主義国家の歴史に想いを馳せることになる。
関係ないが、上記の「ゲロリン」というのは、昭和初期まで存在したと言われる、伝説の二枚刃下駄スケートであって、一部の分かる人以外には、特に意味はない。
名前といえば、マザー2というゲームでは、主人公の名前の他に、好きな食べ物を指定することが出来たのを思い出す。
当時なににでも「七味唐辛子」をかけていた自分は「からし」と入力した。
すると、冒険から家に帰るたびに、母親が大皿に山盛りの「からし」をもってくる。「おなかすいたでしょ? 大好物の「からし」よ。」そういってテーブルの上に、ドンと置くのだ。
黙々と「からし」を食べる自キャラを見ながら、あとで悔やんだものである。
話を戻そう。
シナリオは、主人公の選択で分岐するのだが、難易度があるとはいえ、一応ねらった人の所へは行けると思う。
ではどういう順番でクリアすると良いだろう。
意見は多々あると思うが、私は下の案をすすめる。
舞
あゆ
名雪
栞
真琴
舞シナリオは、たぶん普通に進むと訪れる可能性が高い。その後で、同シナリオを再度すすめると1/26に佐祐理シナリオが発生するので、これもやっておこう。
次のあゆシナリオは、最後までとっておくのも、かまわない。ただ、あとの三人にかかる影響があるので、先に見ておくこともおすすめ。
名雪シナリオは、これをクリアしていないと見られないCGが真琴シナリオにあるので、まず先に。
栞シナリオの位置づけは特になく、真琴は名雪とあゆの後がいいだろう。
ところで、実際にKanonをやる場合、まず、販売されている資料(エンターブレイン社のビジュアルファンブックや、その他の攻略本)など一切読まず、DC版でどこまでできるか分からないが、選択肢の度にこまめにセーブしながら進行することをお勧めする。
Kanonは、モノが感動モノだけに、ネタバレでそれが減退してしまっては、価値がないとすらいえよう。
私は、ついそのビジュアルファンブックを読んでしまい、ある重大な謎と、感動的なセリフを、プレイ前に知ってしまった。
そのショックは大きく、その当て所のない憤りと苛立ちの腹いせに、店に来ていたしろやぎさんを捕まえて、こう言ってしまったほどだ。
「しろやぎさん、◯◯◯◯の「◯◯ー・◯◯ィー」は、終盤のオチが実は◯◯◯だった! という衝撃的なモノだったヨ!」
「うわあーっ」
しろやぎさんが、耳を塞いでもがく。追い討ちをかけるように
「そうそう、◯◯◯◯◯◯の「◯◯◯◯・◯外伝」は、実は◯◯◯は◯◯◯だった! というオチでビックリ!」と言うと
「ぎゃあああーーっ」
と泣きながら店から出ていった。
我ながら酷いことを言うものだと思う。つい言ってしまってから、後悔した。
話がそれたが、とりあえず全員クリアするまでは、情報を遮断することを願う。
そして願わくば、クリア後に様々な考察HPを経て、二周以上のプレイをおすすめしよう。
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2000.09.20 wed 〜 2000.09.21 thu
21日から、もとの店に復帰した。
アルバイトの人数など少なく、現状は大変だが、なんとかやっていけそうだった。
先々週の話だが、F店を離れる前、今度の人事のために歓送迎会があった。
わたしはほんの一ヶ月の間だったので、遠慮して留守番をしている。
しばらくして、社員がお土産をもって帰ってきた。
これで、今日の仕事も終わりである。おみやげを食べて帰ろうと思い休憩室へ行くと、アルバイトが一人休憩していた。
「あ・・・」
めざとくビニールの袋を見つける。
「なんですか? それ」
「ん、おみやげ。おお、串焼きか」
居酒屋の土産は、カニチャーハンとネギブタや焼き鳥の串だった。
「いいなあ。店長いいなあ」
涎を垂らしそうな顔でブツブツいってるアルバイトを無視して、パックを開く。
「ひとつ! ひとつください!」
「まあまて、まず私が味を見てみるから」
串を一本とり、半分ほど焼き鳥をほおばる。
「む!」
「え?」
「こ、これは不味い! よし、私が全部食べてあげよう!」
「わあーん!」
泣いてすがるので、分けることにする。
「え? いいんですか?」
「こういうのは半分に分けると、倍おいしくなるからね」
彼女以外のアルバイトの分も取り分け、残しておく。
土産は美味だった。
アルバイトやパートさんとふざけあう、なんでもない会話が好きだった。
最も長く勤めた店だからか、F店にはとても愛着がある。
この店は、元従業員をふくめ、全店中でもっとも寝言日記汚染度が高い店だからかもしれない。
レスポンスもリアルタイムに帰ってきて面白いのだ。
そういう意味でも、この店は愛着があって、離れがたかった。
だが、H店に戻っても、日記を書いていれば、ここでクスクス笑ってもらえると思うと、それほど寂しくない。
入社当時、店長就任当時、そして今。
三度目の別れである。誰もいない駐車場から、深々と店舗に頭をさげた。
顔を上げたときには、すでに自分はH店の人間である。
さあ、がんばろう。
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2000.09.18 mon 〜 2000.09.19 tue
: Kanon日記_2
ウ・・・!
ウミガメは・・・!
アルプス伝説によると、産卵時において、男泣きに泣くという!
でもそのウミガメは雌なので男泣きかどうかという疑問がチラリと出るがそれはこの際、善しとしよう!
今日もKanonである。そして、また泣いている。
何度やっても泣けるゲームだ。
Kanonは、ゲームにおける分類自体は「ビジュアルノベル」と呼ばれるもので、CGとともに会話文の多い一人称小説(正確には小説とは呼べない形式だが)が展開していく。
このページの画像の一部は、ソフトハウス『Key』の作品の素材を使用しています。これらの素材を他へ転載することを禁止します。
途中、幾つかの選択肢があり、主人公はどちらの行動を選ぶかで、物語が様々に分岐していくのだ。
物語は、大きく五つのシナリオに分岐し、それぞれにヒロインが決まる。(ちなみに上の画像は隠しシナリオの佐祐理さん)
川澄 舞
月宮 あゆ
水瀬 名雪
美坂 栞
沢渡 真琴
割と初めてやる人は「川澄舞」いわゆる舞シナリオに分岐していくことが多いらしい。私も、最初そうなった。
詳しいことやネタバレになるようなことは、いずれ作るKanonコンテンツにおいて記すが、とにかく舞シナリオは感動的だった。
特にその終盤は、嗚咽をこらえるのに苦労するほどである。
マンデリンさんの家でクリアしたときは、時間に追われていたため、一言一言をざっと読み飛ばしていく感じであり「よくわからないが、感動的で泣ける」という感想だった。
だが、自宅においての二度目、m&n氏による舞シナリオの考察ページを読み、すべての意味が分かった(ような気がする)状態のプレイでは、もうムキ出しの感動というか、前回のが木刀で滅多打ちなら、今回は真剣でなます斬りという感動だったのである。
m&n氏の考察がなければ、これほどストレートに感動できなかったと思う。つくづく感謝である。
ただ、こちらの考察は、氏の注意書きにもあるように、物語の本質に関わるネタバレがあるので、プレイした後に読むことを強く願う。間違ってもプレイ前に読んではならない。
話は戻るが、舞シナリオは、終盤というか、最終日にほとんどの全ての謎が明らかにされる。
急転直下の展開から謎の真相がわかるあたりは、もう泣ける泣ける。
ネタバレになるので詳しくかけないが、◯◯の◯と、◯◯◯に行くために頑張るシーンで、もう、体中の水分が目から出たかと思うくらい泣いた。
ただ、舞シナリオの内容は、正直、難解である。
作中の解説も最低限であるし、情報自体も少ない。なにより構成が複雑だ。
一回目では、ただ、演出だけが幾つかの画面効果とともに流れていくという印象だった。
だが、それでも感動的なのである。
「演出を優先させた構成」それゆえの難解さなのだが、
二回目で、その意味がこちらに通じた瞬間、理解できて見るラストの感動は、驚くほど激しかった。
そして、私の場合、これは、舞というキャラクターに引かれた故の感動かもしれないとも思う。
分かってもらえない、そして弁解も理解も求めない一人きりの戦い。
甘んじて受ける汚名。
不器用な生き方。
静かだが、深い友情。
愚直なほど誠実な精神。
無表情と、かわいい呆け。
真面目で、そして不幸。
孤独な瞳と、孤高な魂。
自分のせいで友が傷つくことに耐えられない。
これが、もう「ハーメルンのバイオリン弾き」での、比較的初期におけるサイザーの立場に、だぶるのだ。
「ハーメルンのバイオリン弾き」で描ききれなかった魂の解放が、Kanonの舞シナリオでは見事に昇華されている。
これを見た後では、ハーメルンが誤魔化しにしかみえないほどだ。
これを、ハーメルンでやることが出来れば良かったのに。
正直、そう思った。
サイザーのファンであろうと無かろうと、Kanonをおすすめする立場としては、ぜひ舞シナリオをやってみて欲しい。
世間一般的には、真琴シナリオの方が人気のようだが、私はこちらを推す。
だが、舞シナリオは、一部判断を誤ると、主人公の◯がいきなり◯◯◯◯れて◯◯するとゆー強烈なバッドエンドもあるので、こまめにセーブして進行することをおすすめしよう。
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2000.09.16 sat 〜 2000.09.17 holy
Kanonのためだけにドリームキャストまで買おうとしてお金をやりくりしているというのに、ヤマトのソフトがまた出るという。
しかも、ヤマトだけで十分なのに、今度のエピソードは知る人ぞ知る「永遠のジュラ」!
とどめにジュラ役の声優さんは、井上喜久子さんだという!
ゲリラに追われて、落とし穴を踏み抜き、すんでのところでつかんだロープが実は蛇だった、という感じで、完全にはめられているような気がする凶悪な組み合わせだ。
プレイしたら、頭のネジが緩んでオチるのではないか。
そんな不安がちらりとよぎる。
思い返すと、ヤマトも、そしてハーロックも一応(コスモウォーリアーだけど)ゲームになった。エメラルダスもアニメ化されている。
次は「銀河鉄道999」のゲーム化だろうか。だが、いまさら宇宙版「電車でGO!」スタイルでは、いくらなんでもつまらないので、銀河鉄道管理局の経営シミュレーションはどうだろう。
満員電車のJRが赤字を抱えてヒイヒイ言ってるのに、銀河鉄道があんなガラガラで大丈夫なのか、というのは常々もっていた疑問である。
これを何とか黒字に持っていくゲーム・・・と、ここまで考えたが、ロマンが無くてダメそうだ。
とりあえずヤマトに期待しよう。
ロマン、と言う点では、今回のジュラは十分に期待できる。
過去のヤマトソフトのデータ集でもあるし、発売が楽しみだ。
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2000.09.14 thu 〜 2000.09.15 fri
: Kanon日記_1
ウ・・・!
ウミガメは・・・!
アルプス伝説によると、産卵時において、男泣きに泣くという!
今の私が、まさにそれ!
日記と、実際にプレイした時期とは、若干ずれるが、8月にマンデリンさんの家で体験した「Kanon(カノン)」を自宅で今一度クリアした。
「Kanon」は、現在ウインドウズ版とドリームキャスト版が発売されている、美少女ゲーム(ギャルゲー)である。
Kanonは「ギャルゲー」とひとくくりに呼べないくらい、それまでのイメージを覆すほど、シナリオが強烈に感動的であった。
「しょせんギャルゲー」「たかがエロゲー」と思っていた人が、やってみるとグッズを買い漁る亡者に変身していたり、パソコン版を持っていても、このためだけにドリームキャスト本体とソフトを買ってしまう人もいるくらいで、その過熱ぶりは、規模こそ小さいが、一瞬、エヴァンゲリオンを思い出させる。
ギャルゲーと言う分野に偏見を持つ人は多いだろう。自分もそうだった。
だが、感動できる物語に、メディアの形は関係ないと、Kanonで思い知る。
ゲームだから、マンガだから、映画だから、小説だから。そういう分類で、その内容ごと拒絶するのは、どうかと思うのだ。
もっとも、言ってる私は、いまだに耽美小説・耽美コミックの類が理解不能なので、それほど柔軟な思考の持ち主ではないが、感動できるモノなら、どんな表現であってもかまわないとは、思う。
ゲームだから、マンガだから、という偏見はやめよう。
ただあるのは、感動できるものかどうか、それだけだ。
Kanonは感動的だった。魂的に良かった。
一人の男が、夜ごとウミガメになるくらいに。
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2000.09.12 tue 〜 2000.09.13
wed
携帯電話の着信音には、実に様々ある。
本もたくさん出回っているし、マニアックなものは、ネット上で探すこともできる。
職業柄、来店されるお客様のふところから響く着信音を喜久子と、ああ、いや聞くことが多いのだが、それだけでも、世の中には色々な着メロを指定する人がいると分かって面白い。
歌謡曲は言うに及ばず、ファイナルファンタジーのチョコボやモーグリ、戦闘終了の音楽など、ゲームミュージックを着メロにしている人、ルパンや、クラシックなど、携帯電話にあらかじめ入力されている無難なものをセットしている人は多い。映画音楽も幾つか聞いたことがある。
着メロが流れると、なんとなく電話の持ち主を見てしまう。
いかにも年に二回お祭りをする例の方々の好きそうな曲が流れたので、ふと音源を見てみたら、これがもう、実に年に二回お祭りをする例の方々な感じの人だったので、笑ってしまったことがあった。
50代くらいの渋いスーツ姿の男性の胸ポケットから「真っ赤なスカーフ」が流れたときには、その意外性に驚く前に、仲間を発見したのはいいが、その喜びを伝えられないもどかしさを感じた。
意外性と言えば「となりのトトロ」のテーマが可愛く鳴るので、どんな人かと、視線を向けてみたら、上下ムラサキイロのスーツに黒いシャツ、いまどき金のアクセが眩しすぎる、ある特定の人種だったため、そのまま視線を泳がせたことがあった。
着メロというのは、外見ではわからない内面や、おそらくは家族の影響であろう事情など、意外性があって面白い。
店にくるお客様の着メロには、実に様々な種類がある。
だが、いままで聞いた中で、もっとも驚いたのは、このクソ暑いさなかに
「サンタが街にやってきた」
の着メロを聞いたときだった。
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2000.09.10 holy 〜 2000.09.11
mon
甥っ子が夏休みの宿題にヤマトを作った。
ついに行くところまで行ったという感じである。
そのヤマトは、発泡スチロールのかたまり(二センチ厚くらいの板を、数枚貼り合わせたもの)から削りだされ、誕生した。
全長はざっと40センチ。そこに、ゴテゴテと、別に作った艦橋、主砲、煙突、第三艦橋、パルスレーザー砲やコスモゼロのカタパルトまでが接着されている。要所がキチンと、意外にこだわったディティールで作ってあるため、パッと見でヤマトと分かる。なかなかのデキだ。
甲板を外すとモーターが見える。なんとスクリューが取り付けてあって、実際に水に浮かべて進ませることが出来るのだ。波動エンジンの立場がない。
夏休みも終盤、塗装も完了したので、8月の末に、進水式が行われた。
場所はうちの風呂である。洗い場の排水口を塞いで水を貯め、深さ10センチほどの水面を用意した。
当然のように、私もつきあわされている。
「ちゃーんちゃーんちゃーちゃっちゃちゃっちゃちゃ〜ちゃららちゃちゃちゃちゃちゃ〜ちゃららっちゃ〜」
甥のしつこい主題歌イントロが風呂場に響く中、ゆっくりとヤマトは水面に触れた。
ヤマトはしっかりと水に浮かんだ。
成功である。
だが、なにか変だ。
よく見ると、ヤマトは喫水線どころか、完全に水から浮いていた。
5ミリも沈んでいない。
「まあ、発泡スチロールだからなあ・・・」
と優しくつっこんでみたが、造船技師である甥にはそれなりにショックだったようだ。
それから2時間ほどして、また呼び出された。
ヤマトは、彼の手によって船体下部をくり抜かれ、そこに重そうなボルトやナットを適当に埋め込んだ重戦艦として生まれ変わったのだ。
今度は、幾分か沈んでいい感じである。
「じゃあ、スクリュー始動!」
甥が調子に乗ってスクリューのスイッチを入れる。
うちの洗い場は最大でも2メートル弱の直線しか確保できない。だが、ヤマト(全長40センチ)は対岸に着く前に、あえなく転覆した。
スクリューが水から上がって空しく回転している。
適当に装備したウエイトの位置が悪いらしい。
よく見ると船体左右のバランスや、船底の形もいびつだ。
ぷかぷか浮かぶ緊張感のないヤマトを見下ろしながら、そんなことを指摘してみた。
ヨットの下部などに着いているスタビライザーが必要なところだが、劇中のヤマトにはそんなモノは無い。
設計段階でのミスが、進水式で発覚するというのは、造船技師にとってはかなりイタい事態といえよう。
造船技師は、なにも感じていないような顔をして悩んでいた。
「学校のプールで、はしらせるんだ!」
そんなことを言っていたのを思い出す。
「よし、じゃあこうしよう。いまから爆竹を千本くらい買ってきて、火薬をほぐすんだ。
それを瓶に詰めてヤマトにセットし、学校プールの縁(ふち)で出航と同時に点火、転覆する前に爆破して
「ヤマトは永遠の旅に、旅立っていった」
ってナレーションしよう。そうだ、それしかない」
造船技師は怒って出ていった。
今日はもう9月11日。
あのヤマトはどうなっただろう。
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2000.09.08 fri 〜 2000.09.09
sat
ヤマトをプレイしていて、常々考えていることがある。
ヤマトは、ガミラスや白色彗星帝国から見れば化け物だと思うのだ。
ミサイルを撃ち込んでも、衝撃砲をぶち込んでも、船体を貫通する大穴が開いても、レーダーがひしゃげても、パルスレーザー砲が爆発して吹き飛んでも、随所から黒煙を吹き出しているヤマトが「緊急修理ユニット」を使うだけで、瞬時に新品同様になり、元気に波動砲とか撃ちつつ反撃してくる様子は、理不尽なほど強いラスボスのようだ。
ところで「緊急修理ユニット」というのは、ゲームに登場するアイテムである。
これを使用すると、一気にヤマトのヒットポイントやダメージを受けた設備が、突然、委細かまわず全回復する。
根本からへし折れて使用不能だった砲塔が、二秒で命中率100%まで復元するのだ。
その詳細は、まったくもって謎である。
これはゲームの話だが、アニメの方でも、ヤマトの回復力は凄まじく、溶け落ちた第三艦橋が知らぬ間に復元されていたり、ドックにも入らずに、吹き飛ばされた船底の半分くらいを自力で修理したりする。
とり・みきも、ヤマトの回復力に科学的考察を加えようと学生時代かなり頑張ったと聞くが、挫折したらしい。
だが、この「ヤマト無限回復力の謎」が、先日あるアニメのビデオを見ているときにふと氷解した。
ヤマトの驚異的な回復力。その正体は
おそらく DG(デビルガンダム)細胞 か、ゾンダーメタルの類なのである。
ゲームの回復シーンにおいて、緑色の光に船体が包まれる演出で誤魔化されてはいるが、実際にはヤマトの全体に瞬間的に増殖したDG細胞がウジュルウジュルと触手を伸ばしつつ、船体を再生させているに違いない。
ヤマトの乗組員も、じつはゾンダー化ないしデスアーミー化しているのではないか、と私はひそかに疑っているがどうだろうか。
となると、あのヤマトの感動的な航海記録は、すべて捏造されたもので、実際には古代も森雪も沖田艦長も、あの知的な真田さんすらも、ただ
「ぞ〜んだ〜」
と体を揺らしながらうなっていただけだったのではないだろうか!
それだけに、こんな気味の悪い、憎らしいほどの修復力をもつ不条理戦艦と戦うガミラスや白色彗星にこそ、むしろ勇者の称号を与えたいものだ。
「瞬間物質移送機・これが勝利の鍵だ!」とう感じで応援したい。
個人的には、キャラクターではデスラーが、戦艦では新型デスラー艦が一番好きなくらいなので、
立て! デスラー! 我々は君を信じている!
という話でも個人的には全然オッケーなくらいだ。(純粋なファンは許せまいが)
同じバンダイの、ガンダムのゲームでは、ゲルググやジオングでガンダムと戦うモードが楽しめた。これと同じで敵陣営からヤマトと対決し
「大ガミラスの恨みはこんなものではないぞ。ヤマトよ。フフフ。フハハハハ」と笑えるシナリオ
があっても面白いなと思う。
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2000.09.05 tue 〜 2000.09.07
thu
実はだいぶん前になるのだが、「さらば宇宙戦艦ヤマト」のゲームをクリアした。
前作に比べると、ゲーム性など格段に進歩しており、驚く。
特筆すべきなのは戦闘シーンのグラフィックで、デモ画面の迫力に「おおお」と声が出た。
内容はやはり、テレビ版・劇場版のシナリオをなぞりながら、ヤマトやアンドロメダをこの手で進航させるのが楽しいゲームである。
艦隊戦が少なく、コスモタイガー戦ばかりなのがちょっとつまらない、というのが不満だが、ゲーム自体は面白かった。
しかし、感動という点では、やはり映画のほうに軍配が上がる。
劇場版の「さらば宇宙戦艦ヤマト」は、いまをもって見ても感動する映画だ。
その結末、ラストの大仕掛けも何もかも、そのセリフすら憶えているのに、それでも感動する。
あらためて凄い映画であったと思う。
話を戻そう。
ところで、前作に比べて注目すべきなのは、ムービーがかなり多いことだ。
しかも、これのデキがなかなか良い。特に現代の絵でリファインされた森雪が、戦闘で傷ついた古代のもとへ駆けつけ「古代くん!」と叫ぶシーンは、「美女」と「美少女」の中間を行くあやうい美貌が、ハッとするほどよく描けていた。松本美女らしさがうまくアレンジされていて、とにかく美少女画像が氾濫している現代でも目を引く絵である。うむ。
でも、これ以外では、全ムービーにおいても、森雪にはたいしたカットがないので、力も入ろうというものだろう。
今回は前回以上に、そのドラマと演出に力が入っている。今の技術でヤマトを描くというのもテーマの一つなのだろう。ディスクも三枚組でフルボイス。凄い情報量である。
とはいえ、ゲームが起動してから、最初の戦闘までに40分かかるゲームというのは初めてだった。
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2000.09.03 holy 〜 2000.09.04
mon
どこにでもガンダムを愛する人間というのはいるもので、いまのF店にも、しっかりいる。
某アルバイトは、寝言日記のガンダムネタにえらく反応しており、なかなか有望だ。
「ジーン・ジオン」という絵本作家の本を持ってきて「店長、これ、惜しいと思いませんか」などと訊いてくる。
「いいから働け」と注意する一方で「なあ、むかし進路調査の「将来の夢」っていう記入欄に「広告代理店を開業して「ジオン広告」と社名をつける。制服は経理も営業もノーマルスーツ(宇宙服)か、公国軍軍服なので色々たいへん。毎朝の朝礼ではギレン総帥の演説ビデオを観賞、しめくくりに社員全員で「ジーク・ジオン!」と正味一分は気勢を上げる・・・って、あーもう素晴らしい!」とか書こうって考えなかったか?」と訊くと、ちゃんとウケて笑っている。うむうむ。よしよし。
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2000.09.01 fri 〜 2000.09.02
sat
下の甥っ子が、てるてるぼーずを作っていた。
よく知らないが、晴れて欲しい事情でもあるのだろう。晴天祈願のおまじないである。
ティッシュではなく、いらないハンカチか何かの布を使って、それは作られていた。
さいわい晴れて念願はかなったようだが、夜半にザッと驟雨に降られたらしい。
先日会社へ行くとき、ひょいと見たら、てるてるぼーずは、
愛らしいこういった表情から
こーゆー顔に変わっていた。
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