さがしものはなんですか

serchers

(2005.10.20)

図書室の膨大な本のどこかに隠されてしまった「ひみつ」を探す、朋也とことみ。
その理由にあきれながらも、手伝いを申し出る藤林姉妹。
四人は、夜の図書室で、端から順にそれを探しはじめる。

それはきっと、保証のない未来を、それでも探し出せるようにという「おまじない」
そして、若すぎる二人の「出発の約束」

朋也とことみは、自分たちのちからで、それを掴み取ろうとしていた。


「他人の代表」さんの同人誌「ことみのごほん」より、もりたとおるさんの「さがしものはなんですか」扉絵・挿絵を描かせていただきました。

二枚でよさそうなところを、なぜか四枚かいて自分の首を絞めております。
動きのあるシーンを探すとそれはだいたい藤林姉妹が暴れてる情景というもりた氏の小説の中で、意地でもことみの出番を探そうと読み込んだところ、自動的に四枚に。

ところで一番上の絵は、杏に辞書でおもいっきり頭を打たれた朋也が、ことみに「なでなで」してもらう絵なのですが、「背の高い朋也のあたまには、ことみの手はとどかないだろう」という考えから、両者ともしゃがんでいるイメージで描かれています。
というのも、私には、ことみは渚や風子なみに背が低いという先入観があったのです。極端な童顔となで肩のせいでしょうか。実際にはあのスラッとした智代と身長は1センチしか違わず、胸も88という立派さ。これはあえて鍵を外すと、来栖川綾香と同じであり、長谷部綾と同じであり、レベル4スフィーと同じであり、そして、巨乳の代名詞である初代委員長と同じで、考えるだに違和感爆発です。

ただ、KEY作品にでてくるヒロインのサイズスペックは、美坂香里のように、体内に気泡があったり骨がハニカム構造であったりしなければありえないスリーサイズと体重が設定されていることもしばしばなので、それほど気にしなくてもいいかもしれません。

まだ精神的には未成熟な少女、ということみのイメージですが、できるだけ設定数値にあわせて描いてみました。ことみ・杏・涼ともに、この機会にはじめて描きましたが、自前のイメージといたる絵とのギャップが吸収しきれず、苦戦しました。ちゃんとあの三人に見えていれば幸いです。









[タイトル] [もどる]