無限の終わりを目指して
aircon
(2007.02.00 upload)
憶えていてください。
わたし、とても楽しかった。
AIRのSSコンクール「AIRCON」のトップページ用に描いた絵です。
いろんな効果に使うことを想定して、レイヤーをさまざまに構成してあります。
「AIRはSSが書きづらい」という言葉を何度か聞いたことがある。
観鈴の最後など、ゆるがしようのないラストを持つため・・・というのが目立つ理由だと思うが、もうひとつ、我々が物語を十分に吸収し切れていなかったから、というのも上げられるのではないか。
AIRは感動的であるし、面白い。だが、あまりにハッキリしない部分が多く、足場となるピースが不確かであるため、それを土台とした物語りが作れないのだ。
そのためか、AIRに関しては、SSより、考察や解説のたぐいをよく見た気がする。これはKanonとは逆だった。
だが、多くの考察が上げられ、2005年の京都アニメーションによるアニメ版をもって、原作ゲーム以後に続けられた咀嚼については完了をみたと思う。
いまをもってこの作品を振り返るとき、またはその後に出されたCLANNADや智代アフターを経た上で振り返ったとき、あらためて見えてくるAIRの世界があるかもしれない。
このコンクールで、それが見られることを楽しみにしている。